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「Galaxy S21 Ultra」発表――Sペン対応で省エネ性を追求した最大120Hzのリフレッシュレートに対応

 サムスン電子は、最新スマートフォン「Galaxy S21 Ultra」を発表した。Galaxy S21シリーズの最上位機種として、ハイグレードカメラの搭載やSペン対応などが大きな特徴。

 本体は金属フレームで仕上げており、特徴的な輪郭カットで、なめらかな美しいデザインを表現している。前面は強靭なゴリラガラスを採用した。

 ディスプレイは、約6.8インチのDynamic AMOLED2Xディスプレイを搭載。120Hzのリフレッシュレートに対応し、コンテンツによって10Hz~120Hzまで調整することで、電力効率を維持しながら最高の画像を楽しめる。

 画面の照度は、これまでのGalaxyシリーズよりも25%明るい1500ニットで、コントラストも50%向上し、屋外でもクリアな映像を提供する。

カメラ

 Galaxy S21 Ultraには、108MP/F値1.8の広角レンズ、10MP/F値2.4の3倍望遠レンズ、10MP/F値4.9の10倍望遠レンズ、12MP/F値2.2の超広角レンズ、レーザーAFセンサーを備える。デュアルテレレンズシステムを搭載し、100倍スペースズームで離れた場所でも鮮明に撮影できる。

 12bitHDR写真の撮影に対応し、すべてのレンズで60fpsの4K動画をサポート。また、12bitのRAWファイルで撮影できる。

 同機は、さらに改良されたBrightNightセンサーを搭載しており、薄暗い部屋や夜の夜景などをすばやく高画質でおさめられる。

ほかのデバイスとの連携

 Galaxy S21 Ultraでは、Sペンに対応する。Sペンは、ワコムの技術を搭載したスタイラスペン。詳細な筆圧検知に対応し、メモや写真の編集、署名などに活用できる。Sペンは本体に付属せず、別途購入あるいは、GalaxyNoteやGalaxyTabのSペンをそのまま利用できる。

 Wi-Fiは、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の拡張規格であるWi-Fi 6Eに対応する。

 このほか、対応する自動車の自動解錠やAndroidAuto機能で自動車と家のデバイスを連携させられる。

主な仕様

 本体の大きさは、75.6×165.1×8.9mm。重さは、5G通信のミリ波対応モデルで229g、Sub-6対応モデルは227g。

 ディスプレイは、約6.8インチダイナミックAMOLED2Xディスプレイ。解像度は3200×1440で、リフレッシュレートは最大120Hzまで対応する。

 アウトカメラは、108MP/F値1.8の広角レンズ、10MP/F値2.4の3倍望遠レンズ、10MP/F値4.9の10倍望遠レンズ、12MP/F値2.2の超広角レンズのクアッドカメラ。インカメラは、40MP/F値2.2を備える。

 メモリー(RAM)とストレージ(ROM)は、12GB/128GBと、12GB/256GB、16GB/512GBのモデルをラインアップするが、国や地域、キャリアによって展開モデルは異なる。

 電池は5000mAh。急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD)3.0(PPS)」に、ワイヤレス充電は「Fast Wireless Charging2.0」に対応する。また、ワイヤレスでのパワーシェアに対応する。

 初期搭載OSは、Android 11。生体認証は、指紋と顔認証に対応。IP68相当の耐水性能をサポートする。

Galaxy S21シリーズ、左からGalaxy S21 Ultra、Galaxy S21+、Galaxy S21