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経産省、アマゾンや楽天/ヤフー/アップル/グーグル巨大IT規制法対象に指定
2021年4月1日 17:23
経済産業省は、取引透明化法の規制対象となる「特定デジタルプラットフォーム提供者」として、アマゾンジャパンと楽天グループ、ヤフー、アップルおよびiTunes、グーグルを指定した。
「取引透明化法」(特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律)は、デジタルプラットフォーム運営事業者と利用事業者との間の取引について、透明性と公正性確保のために必要な措置を講ずる法律で、2月1日から施行されている。
今回指定した「特定デジタルプラットフォーム提供者」は、同法の規定で、「取引条件等の情報の開示」や「自主的な手続/体制の整備を行い、毎年度措置の概要と自己評価をまとめた報告書を提出する」ことを義務付ける。
指定した事業者 | 提供する物販総合オンラインモール |
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アマゾンジャパン | Amazon.co.jp |
楽天グループ | 楽天市場 |
ヤフー | Yahoo!ショッピング |
指定した事業者 | 提供するアプリストア |
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アップルおよびiTune | App Store |
グーグル | Google Playストア |
また、同法の取り組みの一つとして、モールに出店しているなどデジタルプラットフォームを利用する事業者に向け、取引に関する相談が無料でできる窓口を設置。相談員からのアドバイスや弁護士からの情報提供、複数の相談者と共通する課題を抽出し解決を図ることで支援する。