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ドコモ、英語書き起こしサービス「Otter」の日本販売開始

web会議などのオンライン業務の効率化を推進

 NTTドコモは、Otter.ai社と、Otter.ai社が提供する英語音声を自動で文字起こしをする音声認識AIサービス「Otter」のBusinessプラン販売について、日本における2年間の独占販売契約を締結したと発表した。グローバル化が進む日本のビジネスパーソンの生産性向上が目的としている。

 同契約締結により、ドコモは国際的な交渉・会議の多い日本の法人向けに、英語の議事録作成の作業を自動化できる「Otter」のBusinessプラン販売を年3月9日から開始。またドコモの100%子会社であるNTTドコモ・ベンチャーズを通じて、2021年3月にOtter.ai社へ追加出資することも発表した。

 「Otter」は、前後の文脈に合わせて文章を自動修正しながらリアルタイムに文字起こしを行うのが特徴で、さらに発話者の音声を識別し、複数の発話者と内容をセットでデータ化することなども可能。ドコモを通じて契約することで、日本企業でのニーズが高い日本円での請求書払いが選択でき、1アカウント3万3000円/年(税込)でOtter Businessプランを利用できる。

 Otter Businessプランでは無料プランで提供する主要機能に加え、Zoomミーティング/ウェビナーのアプリ間連携による参加者全員の音声文字起こし、会話録音データの一元管理、チーム内での固有名詞/人名 単語登録およびその共有が可能になる。さらに、チーム内でユーザーの音声識別情報を相互共有、およびその情報に基づく話者分類や、使用状況に関する統計レポートの確認や使用者数100名以上でSSO認証の適応も可能になる。

 また今後、ドコモとOtter.ai社に加え、機械翻訳サービス「Mirai Translator」を提供するみらい翻訳の3社で連携し、より高度なサービス提供に向けて検討を進めるとしている。