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マイクロソフト、リアルタイム文字起こし翻訳アプリ「Group Transcribe」をリリース

海外での会議や難聴者との会話に便利

 マイクロソフトは、対面での会議などで利用できるリアルタイム文字起こし、翻訳アプリ「Group Transcribe」を、現地時間3月3日にiOS向けに提供開始した。会話内容はテキストデータで保存、共有できる。

 まず、発言を翻訳したい、文字起こししたい参加者に端末をそれぞれ用意し、同じ共有セッションに入る。アプリを起動させたまま、会話を続けると、それぞれの端末で拾った音声を文字起こしし、設定された言語に翻訳される。

 アプリの画面には、話した人物と発話内容、内容を翻訳したものがリアルタイムに反映される。

 会話の内容のテキストデータは、セッション終了後にログが保存される。テキストデータの保存や共有は、ログのメニューから共有、出力できる。

 発話者ごとに端末を用意することで、発話者が限定されだれが話したものかを正確に判別できる。

 翻訳は、英語や日本語のほか、フランス語やイタリア語、ドイツ語、中国語など80以上の言語をサポートしている。

翻訳できる言語例
英語、日本語、アイルランド語、イタリア語、韓国語、リトアニア語、ラトビア語、マルタ語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、スペイン語、スロバキア語、スロベニア語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、アラビア語、ブルガリア語、カタロニア語、広東語、中国語(簡体字、繁体字)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、エストニア語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヒンディー語など

 同社は、日常の会議や非ネイティブスピーカーとの会話以外に、聴覚障がい者や難聴者との会話でも活用できるとしている。会話の内容をリアルタイムでフォローできるため、会話に壁なく参加できる。