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楽天と日本郵便が物流で戦略的協定、キャッシュレス分野でも協力

 楽天と日本郵便は、持続可能な物流環境の実現を目的とした戦略的提携の基本合意を締結した。

物流のDXを推進

 協定では、両者の既存の資産および知見の活用最大化、データ共有とそれを活用した物流DXプラットフォームの構築を目指す。また、共同物流拠点や配送網の構築、新会社設立も含めた物流DXプラットフォームの共同事業化を検討する。

 新型コロナ禍においてECサイトが伸びを見せる中、受け取り手・荷主の多様なニーズをデジタル化を用いて満たしていく狙い。24日に開催された記者会見では、楽天 執行役員の小森紀昭氏から物流DXの一例として「楽天IDと連携して荷物をまとめて配送にしたら楽天ポイントをプレゼントするといったような取り組みができると思う」とアプリを活用して配送を効率化していく考えが示された。

モバイル・キャッシュレスでも協力

 また、今回の物流以外にモバイルやキャッシュレス分野でも日本郵便との協力を健闘していることが明かされた。三木谷氏は「我々は銀行もカードもキャッシュレスで進めてきた。日本郵便にはそうした我々のノウハウを活用してもらえるのではないか」とコメント。具体的な内容は来年3月に締結される最終合意書の中に盛り込まれ、実施される予定という。