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アップル、米国で2020年第3四半期のシェア首位をキープ

 香港の調査機関であるカウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、米国スマートフォン市場における2020年第3四半期の出荷ベースシェアを発表した。調査によると、アップルがシェア39%で引き続きトップとなり、サムスンが30%、LGが13%と続いた。

 同社の分析によると、iPhone 12の発売が例年より遅れたものの、iPhone 11シリーズとiPhone SE(第2世代)が引き続き好調だったことから、アップルは2017年第3四半期以来の首位を維持した。また、サムスンは、Galaxy A、Note20、S20シリーズが、他のAndroidスマートフォン端末より好調だったことで、前年同期比で二桁成長を見せた。

 同社のリサーチディレクターは、アップルの業績について、iPhone 12シリーズの登場と各キャリアのプロモーション効果により、Appleの出荷シェアはさらに拡大すると分析した。

 同社のリサーチアナリストによると、サムスンの前年同期比からの成長は携帯各社の中でもトップクラスだという。Aシリーズは引き続き好調であることに加え、高級機種ではGalaxy S20+ 5GとGalaxy Note20 Ultra 5Gがベストセラー機種となった。また、9月に発売されたGalaxy S20 Fan Editionは、値ごろな価格と、大容量バッテリー、高リフレッシュレートのAMOLED搭載により、消費者から評価を得た。

 一方で、LGのシェアは、この四半期はほぼ横ばいだったが、LG VELVETやK92 5Gのような低価格帯の5G端末の投入で、第4四半期には多少のシェア拡大が見込まれるという。