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ドコモ、自撮りからアバターを作成できる遠隔会議ツール、1月末から実証実験

 NTTドコモは、3Dアバターで会議ができる「XR テレプレゼンスミーティング」の実証実験を1月末から開始する。

 スマートフォンのカメラで撮影した1枚の顔写真から3Dアバターを生成、XRデバイスを装着すると遠隔地から仮想のミーティングルーム上で会議ができる。自宅などにいながら身振りや手振りを交えた臨場感ある表現を可能にした。

 対応するデバイスは、Oculus QuestとMagic Leap 1の2機種。没入感あるVRでの利用ができる一方、グラス型のMRデバイスであるMagic Leap 1にも対応し、会議をしながらパソコン操作などもできるようになっている。

 従来は3Dアバター作成時に専用ブースでの撮影が必要だったが、今回の実験ではスマートフォンで撮影した顔写真1枚から後頭部の形状まで推測し、自然なモデリングのアバターが作成できるようになった。胴体部分は男女各5パターンから好みの服装を選べる。

 実証実験では、1月末から複数のドコモパートナー企業に同サービスを実際に提供、有用性や課題を検証する。ドコモでは今後もXRを活用した次世代の遠隔会議システムの品質向上に努めていくとしている。