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「iPhone 12」(仮)はどうなる? ミンチー・クオ氏が予測レポート
2020年9月19日 14:14
9月16日のイベントでは、Apple WatchやiPadの新モデルが発表されたものの、例年、この時期にリリースされていた新しいiPhoneについては言及しなかったアップル。
すでにネット上では、“iPhone 12”になるであろう次期モデルについてさまざまな噂が出ているが、そうした中、アップル製品の予測で知られる台湾の証券アナリスト、ミンチー・クオ氏の14日付の分析レポートを発表。さまざまな噂と合致する内容となっている。
iPhone 12シリーズは4モデル?
ネット上の噂とほぼ同じ格好で、クオ氏のレポートでも5.4インチの「iPhone 12」、6.1インチの「iPhone 12 Max」、6.1インチの「iPhone 12 Pro」、6.7インチの「iPhone 12 Pro Max」が登場すると予測。
ディスプレイサイズ | モデル |
5.4インチ | iPhone 12 |
6.1インチ | iPhone 12 Max |
6.1インチ | iPhone 12 Pro |
6.7インチ | iPhone 12 Pro Max |
5Gに対応し、Sub-6(6GHz帯以下の周波数)に対応するモデルと、ミリ波もサポートするモデルがラインアップするとしており、sub-6版は10月上旬、同中旬、同下旬に量産出荷されるという。ミリ波とSub-6の両方に対応するモデルは、Sub-6のみ対応するものよりも価格が高くなる、との予測も示されている。
ディスプレイは120Hz非対応?
iPhone 12シリーズでは、ディスプレイの表示をより滑らかにする120Hz駆動はサポートしない、とクオ氏は記す。
これは、5Gに対応することで、電力消費が増え、さらにiPhone 12ではバッテリーも小さくなっている中で、より電力消費を増やす120Hz駆動はユーザー体験に影響するためだという。
6.1インチと6.7インチのiPhone 12は、iPhone 11と同じブラウザ領域になるという。また5.4インチのiPhone 12は、ブラウザ領域がやや狭まり、画面上部の情報が表示される、といった予測も示されている。
iPad Airの新ボタンは今後標準に
14日発表のレポートのため、16日に発表されたiPadや、Apple Watchについても予測という形で触れられている。
たとえばiPad Airでは今回、側面の電源ボタンにTouch IDが備えられた。クオ氏は、レポートで「2021年からは、より多くの新しいiPadにこの機能が搭載される」としている。
iPhoneの新モデルがどのようなスペックになるかによって、アップルに部品を供給するサプライヤーの業績が左右される。しかしクオ氏は今回のレポートで、アップルの新製品発表でも、ほとんどのサプライヤーの株価は、大幅に上昇しないとの考えを示している。一方で、米中対立や、米国の大統領選挙、新製品へのニーズなどに注意を払うようアドバイスしている。