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「2020年第1四半期にiPhone SE2発売」アップル預言者、ミンチー・クオ氏が詳細を予想

 アップル(Apple)専門のアナリストとして世界的に知られるミンチー・クオ(郭明錤)氏は14日、iPhone SEの後継機種(iPhone SE2)が2020年第1四半期(1-3月)に発売されるとの予想を発表した。

 過去、さまざまなアップル新製品を正確に的中させてきたクオ氏の今回の予測は、“iPhone SE2”の外見がiPhone 8に似ること、iPhone 11と同じチップセットを採用することなど。

クオ氏の予測

  • 外見はiPhone 8と非常に似ている
  • iPhone 11と同様にA13チップを採用
  • 3GB、LPDDR4XのDRAMを採用
  • NAND型フラッシュメモリは64GBと128GBの2種類から選択可能
  • カラーはスペースグレー、白、レッドの3色
  • 3Dタッチ非対応
  • 価格は399ドル~(約4万3000円)

 ミンチー・クオ氏は、現状、“iPhone SE2”の生産能力は毎月200~400万台で、2020年に発売されれば、同年だけで3000万台以上売れると予測した。

 さらに同氏は、iPhone SE2は現在もiPhone 6とiPhone 6Sを使っている1億7000万人~2億人のユーザーにとって、最適な買い替え機種となると指摘。iOS 13は、このうちiPhone 6をサポートしていないため、ユーザーは早期の買い替えを迫られている一方、これらのユーザーの多くが「iOSのエコシステムになじんでいる」「予算に限りがある」「最新機能をそれほど必要としていない」ため、4万円で買える“iPhone SE2”への買い替えを検討するとした。

 証券アナリストであるミンチー・クオ氏はiPhone SEの生産によって利益を得るのが、利益率の高い“iPhone SE2”をiPhone需要の谷間の時期に発売するアップルに加え、ウェハー受託製造のTSMC、ケースを手掛けるフォックスコン、可成科技、ジェイビルサーキット、カメラモジュールのLG Innotek、ワイヤレスイヤホンのGoerTekだと指摘。これらの企業の株式を「買い」であると推奨している。

【お詫びと訂正 2019/10/15 12:37】
 記事初出時、「iOS 13はiPhone 6s非対応」という旨の記述がございましたが実際はiPhone 6sも対応機種です。お詫びして訂正いたします。