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ドコモと鹿島アントラーズ、5Gでマルチアングル映像配信を9月に実施――抽選でファンを招待

 NTTドコモは、鹿島アントラーズ・エフ・シーと日本プロサッカーリーグと共同で、スタジアム内での5Gを活用した映像配信サービスを提供する。

 9月27日に行われるJ1リーグ第19節「鹿島アントラーズ」対「大分トリニータ」の試合において実施する。5Gを活用し、試合のマルチアングル映像や解説情報などをスタジアム内の5Gスマートフォンに配信する。また、同映像配信を体験できる特別席への招待企画を実施している。

映像配信イメージ

 茨城県立カシマサッカースタジアムの一部観客席に2画面の5Gスマートフォンを配備。5Gの大容量低遅延の特徴を活かした「マルチアングル機能」を活用し、観客席での試合観戦をしながら、手元のスマートフォンで多視点の試合映像をほぼリアルタイムで楽しむことができる。

 また、好きな時に名場面や見逃したプレーを振り返られる「リプレー機能」や、選手のポジションやスタミナ、走行トップスピードのような能力値をレーダーチャートで確認できる「選手名鑑」の機能がある。

 このほか、シュート数やボール支配率などの試合展開がわかるデータを可視化した「J STATS」を見られる。試合展開にあわせて更新されるため、試合展開がわかりやすくなる。

映像配信は、ドコモオープンイノベーションクラウドを活用

 今回の映像配信は、スタジアムからの7つのアングルの映像を、都内のNTTぷららメディアセンターから、遠隔でコンテンツやリプレー映像を制作する。遠隔で作成したコンテンツを、ドコモのクラウドサービス「ドコモオープンイノベーションクラウド」上の映像配信サーバーへ伝送。この映像配信サーバから5G基地局を経由してスタジアムの5Gスマートフォンに配信する。

 映像配信サーバーは、ドコモの5Gネットワークに直接接続されるため、低遅延な伝送を実現している。また、遠隔での映像編集と制作を行うことで、スタジアムでのコンテンツ制作稼働の削減ができる。

システムイメージ

「5G×マルチアングル映像体験」に25組50名を招待

 同映像配信を体験できる5G×マルチアングル映像体験特別シートに抽選で25組50名を招待する。応募は9月11日まで。

 応募には、2人分のJリーグIDが必要。お気に入りクラブ「鹿島アントラーズ」の登録が必須。当選者には9月17日にメールで連絡する。