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「受信しても绝对アクセスしないようにしろ」、auサポートのTwitterアカウントが注意喚起のツイート
2020年4月22日 20:26
怪しいメールが届いても、そのURLには絶対アクセスしないようにしろ――22日午前、auのユーザーサポート用Twitterアカウントでそんなツイートが投稿された。
携帯各社では、政府の10万円の給付金に関連して不審なメールへの注意を呼び掛けている。そんななか、auサポートのTwitterアカウントは、そうした不審なメールの特徴が「文章のつながりがおかしい」「普段使わない漢字が含まれる」ことなど列挙した上で、「受信しても绝对アクセスしないようにしろ」と投稿。
文末が命令調という点、そして「絶対」が簡体字であることから、まさに不審なメールの特徴に合致させつつ注意喚起するという内容。公式アカウントが身をもって“怪しさ”を表現し、ユーザー自身へ違和感を抱かせるというわかりやすい例となっている。
「10万円給付金について」の見出しで、auを装う詐欺メールにご注意ください。
— auサポート (@au_support)April 22, 2020
これらのメールの特徴として「文章のつながりがおかしい」「敬語がたどたどしい」「ふだん使用しない漢字(簡体字)が含まれる」など日本語に違和感のあるものも多いため、受信しても绝对アクセスしないようにしろ。pic.twitter.com/7plhp7bU6F
少しでも被害を防ぎたい
KDDI広報を通じ、担当者に今回のツイートの狙いを聞いたところ、やはりより多くの人に向けたチャレンジだったことがわかった。
担当者は、不審なメールに対して「いつも事後での周知になってしまうのが歯がゆく思っています」と説明。とはいえ、注意を呼び掛ける内容が「こんなメールが送られています」「注意しましょう」だけではあまり注目されない。そこで、不審なメールの特徴をツイートに含むことで、「『あれ?』とみなさんの目にとまり、こういうものだと理解していただきたく、トライしたものです」という。
文章のつながりのおかしさは画像で解説し、敬語のたどたどしさは、文末でいきなり命令口調にすることで表現。普段使わない漢字も含めることになった。