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クアルコム、5G対応XRデバイスのリファレンスデザインを発表

 クアルコムは2月25日、Snapdragon XR2による5G対応XRデバイスのリファレンスデザインを発表した。5Gスマートフォンにも搭載されるモデムチップ「Snapdragon X55」を組み合わせ、Sub6とミリ波帯の両方をサポートする。

 同社は2019年12月にVR/AR/MRデバイスのためのプラットフォーム「Snapdragon XR2」を発表。「Snapdragon 835 XR Platform」の後継製品で、世界初の5G対応XRプラットフォームとなる。前世代のXRプラットフォームと比較してCPU・GPU性能は2倍、ビデオ帯域幅は4倍、解像度は6倍と通信面以外でも性能向上を図る。最大7つのカメラを搭載できる。

 リファレンスデザインの提供によって複雑な技術が簡易化され、デバイスメーカーはSnapdragon XR2搭載デバイスの開発期間を短縮できる。また、エリクソンの5Gインフラとの接続検証も行われており、5G対応製品の開発も加速される。Snapdragon XR2 5Gリファレンスデザインは、今後数カ月のうちにパートナー向けに提供が開始される。