ニュース

IIJが2019年度第3四半期を発表、フルMVNO売上が11.2億円に成長

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2019年度第3四半期の連結決算を発表した。同四半期の売上収益は前年同期比6.3%増の514億7000万円で、営業利益は58.9%増の27億1000万円。

 本年度の累計では、売上収益が1506億9000万円で前年同期比7.9%増、営業利益は51.4%増の60億6000万円となった。当初の想定を上回り、過去最高益を更新している。

IIJ決算発表資料

 モバイル関連サービスでは、2018年3月に提供を開始したフルMVNOサービスによる売上が今期累計で11.2億円に成長している。フルMVNOサービスは法人向けの防犯・監視カメラのほか、ドライブレコーダーなどのカメラ需要が大きいという。

 IIJでは、遠隔で書き換え可能な「SoftSIM」などのソリューションを拡充し、将来的なIoT関連の需要増加に向けて、フルMVNOの機能を継続強化するという。

 個人向けの「IIJmioモバイルサービス」は、同四半期末の契約数が107万2576件で、前年同期の104万8855件から2万3721件の増加、同サービスによる売上は176億500万円で、前年同期の168億6200万円から4.4%増加した。