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IIJやケーブルテレビ5社など、ローカル5Gの新会社を設立
2019年12月24日 11:56
ケーブルテレビ事業者向けに、特定のエリアだけで利用できる「ローカル5G」を用いた無線プラットフォーム事業を提供するべく、新会社の株式会社グレープ・ワンが設立された。
2020年3月以降、日本ケーブルテレビ連盟と連携して、ケーブルテレビ事業者向けサービスを提供していく。
新会社設立に参画するケーブルテレビ事業者はZTV、愛媛CATV、秋田ケーブルテレビ、ケーブルテレビ、多摩ケーブルネットワークの5社。そして住友商事、IIJ(インターネットイニシアティブ)、地域ワイヤレスジャパンも名を連ねている。
ローカル5Gとは
2020年春に大手携帯電話会社がサービスを開始する「5G」は、超高速・超体遅延・多数接続を特徴に掲げる。高精細な映像を送れたり、多くのカメラやセンサーを活用した自動運転などが実現すると期待されている。
その5Gの技術を用いつつ、企業や自治体が利用できるようにした“自営システム”がローカル5Gだ。大手携帯電話会社のサービスと異なり、利用できるエリアは限られる。その一方で、企業の工場内など、特定の場所だけで、ユーザー企業自身のニーズにマッチした形で5Gの技術を用いてさまざまな仕組みを構築できる。
ケーブルテレビ事業者は、地域経済に密着した存在で、ローカル5Gの活用が期待される一方、コアネットワークや基地局整備で設備投資の負担が課題という。
そこで新会社のグレープ・ワンでは、無線コアネットワークを構築して回線サービスの提供のほか、基地局・端末の販売や運用、保守などを手がけ、ローカル5G事業者を支援する業務を手がける。