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京セラの稲盛和夫氏、英国から名誉大英勲章KBEを受章

 京セラの名誉会長 稲盛和夫氏が、英国エリザベス女王陛下より、名誉大英勲章KBEを受章した。11月28日には、駐日英国大使館で叙勲(じょくん)式が執り行われ、ポール・マデン駐日英国大使閣下より勲章が授与された。

ポール・マデン駐日英国大使閣下(左)、京セラ 名誉会長 稲盛和夫氏(右)

 名誉大英勲章KBEは、さまざまな分野での功績を認め、社会全体の貢献に対して感謝するというもので、特に成果を残した人々などに授ける勲章。叙勲を受けた人は、男性であれば「Sir」(サー)、女性であれば「Dame」(デイム)の称号を使うことができる。

 稲盛氏が創業した京セラとKDDIが、ロンドンのデータセンターをはじめ、英国全体の地域経済を活性化させてきたこと、名誉顧問を務める日本航空で、エアバス機購入時の契約交渉において、リーダーシップを発揮し、市場開放の議論のための環境を創るなど、英国の経済、産業の発展に寄与したことなどが叙勲の理由になったという。

 稲盛氏は受章にあたって、感謝を述べつつ、「この度の叙勲は、私自身だけではなく、京セラ、KDDI、日本航空、稲盛財団で立派に働いてくれている社員のお蔭でもあると思っています」とコメントした。