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5Gで観客同士の一体感を、タグラグビー試合で実証試験、KDDIなど

 KDDI、国際電気通信基礎技術研究所、データスタジアムの3社は、ジュピターテレコム、SOLTILO Knowsの協力の下「au 5G タグラグビーエキシビジョンマッチ」において、5Gを活用した選手と観客、観客同士との一体感を醸成する実証試験を実施した。

会場の様子(提供:KDDI)

 「タグラグビー」は、腰につけたタグを取ることでタックルとみなす、身体的接触をなくしたラグビーから派生したスポーツ。10月19日に東大阪市花園ラグビー場で開催されたau 5G タグラグビーエキシビジョンマッチにおいて試合会場を5Gエリア化し、5G 実証試験が行われた。提供された内容は、4K高精細映像の5G対応スマートフォン、スタジアム内の大型モニターへのリアルタイム伝送。

 また、選手のウェアに装着されたIoTセンサーからのバイタルデータや観客の応援用スティックバルーンのセンサーからバルーンを叩いた回数情報などを可視化し映像と合成、同じく5G対応スマートフォンと大型モニターへ伝送した。

左から5Gスマホ、ウェアラブルセンサー、スティックバルーン(提供:KDDI)
5G基地局(提供:KDDI)
会場モニター(提供:KDDI)
左から応援合戦のモニター表示、トライ前の様子(提供:KDDI)

 KDDIでは今後、自宅にいながら多拠点で観戦している観客と一体となった観戦や、ゲーム要素を含んだ応援合戦など新しいスポーツ観戦体験を提供し、スポーツイベントやスタジアム周辺の活性化を目指すとしている。