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「iPhone 11」、デュアルカメラで7万4800円~
2019年9月11日 05:38
アップルは、デュアルカメラを備える「iPhone 11」を発表した。直販サイトでは13日21時から予約を受け付ける。発売は20日。
モデル | 価格(税別) |
64GB | 7万4800円 |
128GB | 7万9800円 |
256GB | 9万800円 |
同時に発表された「iPhone 11 Pro」との大きな違いはカメラ、ディスプレイのスペック、防水性能、ボディカラーと仕上げ、ストレージ容量のバリエーション、そして価格となる。
デュアルカメラ
ボディ背面の左上に用意されたデュアルカメラは、上が広角、下が超広角という組み合わせ。どちらも1200万画素のセンサーとなる。
超広角カメラはF値2.4、120度の視野角、5枚構成のレンズとなる。広角カメラはF値1.8、6枚構成のレンズ。この2つのカメラは「iPhone 11 Pro」と同じ。iPhone 11には望遠カメラがない形。2倍の光学ズーム、5倍のデジタルズームで撮影できる。
iPhone 11 Proと同じく、暗い場所でも記録できる「ナイトモード」をサポート。ナイトモードでは、自動的にノイズを減らしてディティールをきちんととらえて撮影できる。
ナイトモードは広角カメラセンサーとソフトウェアの連携で実現。光学式手ブレ補正により安定した写真を複数枚記録する。そして、ソフトウェア上で動きを補正してブレの多い部分は省き、ディティールが記録された部分だけを組み合わせる。最後にコントラストやバランス、色味を調整し、ノイズを抑えて1枚の写真に仕上げる。
写真撮影中に動画を撮影できるよう用意された「QuickTake」機能では、シャッターを押したままにすると動画撮影が開始される。そのまま動画を撮りたい場合は右へスワイプし、左へスワイプすると連写するバーストモードで撮影できる。
人物撮影に適したポートレートモードでは、スタジオ風のモノクロ撮影ができる「ハイキー照明(モノ)」というエフェクトが追加された。スタジオ内で撮影したかのように、ライトの強さを調整しながら撮影できる。
スマートHDR撮影で、明るい場所と暗い場所が入り交じった状況でもより美しい写真を記録できる。
iPhone 11 Proと同様に、120fpsというスローモーション(4Kでは60fps)でセルフィーを撮影する「スローフィー」に対応する。
A13 Bionicチップを搭載
A13 Bionicチップと第3世代のニューラルエンジンを搭載する。このチップはiPhone 11 Proと同じものになる。
空間認識のための超広帯域技術を採用したとして、アップル製のU1チップを搭載する近くのデバイスの位置を認識。AirDropでファイルを共有する際は、その人の方向にiPhoneを向けるだけでリストの最初に表示される。
主な仕様
ボディカラーはブラック、グリーン、イエロー、パープル、(PRODUCT)RED、ホワイト。
大きさは150.9mm×75.7×8.3mm、重さは194g。IP68の防水防塵性能をサポートしており水深2mでも最大30分耐えられる。
6.1インチ、IPS液晶のLiquid Retina HDディスプレイは1792×828ピクセルで326ppi。コントラスト比は1400:1。触覚タッチをサポートし、最大輝度は625nit。
音響ではDolby Atmosを採用。AirPodsやBeatsのヘッドフォンを同時に2個接続でき、一緒に居る人とオーディオを共有できる。
充電では、別売の18Wアダプターにより約30分で50%の充電を実現。ワイヤレス充電の「Qi」にも対応する。
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)もサポートする。LTEではギガビット級の通信速度をサポート。eSIM対応のデュアルSIM(nanoSMとeSIM)となる。
【お詫びと訂正 2019/09/11 16:42】
記事初出時、18Wの充電アダプターを付属しておりましたが、正しくは別売です。お詫びして訂正いたします。