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台風15号の影響、携帯各社の「復旧エリアマップ」でも案内
2019年9月10日 14:21
9月8日~9日にかけて関東地方へ襲来した台風15号の影響により、いくつかの地域で携帯電話が繋がらない状況が続いている。
各社では、「復旧エリアマップ」として、地図上で携帯電話が繋がらない場所をわかりやすく案内している。伊豆の山間部のほか、房総半島では広範囲にわたって影響が出ていることが示されている。一方、陸の孤島と伝えられた成田空港周辺は、携帯各社ともにサービスエリアとして機能していることもわかる。
復旧エリアマップは、2011年の東日本大震災以来、大規模災害時に提供されている。どこへ行けば携帯電話が繋がるかわかりやすい形で提供されており、さまざまな情報を得やすくなることにもなる。
各社の支援策
引き続き通信障害が起きているエリアでは、災害時向けのWi-Fi「00000JAPAN」が提供されているほか、携帯各社から車載基地局や電源車などの派遣が進められている。
ドコモでは基地局車だけではなく電源車を含めて、支援を進めている。auでは千葉県を主に、車載基地局や可搬型基地局を派遣。さらに充電ボックス、モバイルバッテリーを避難所へ届けられるよう準備中とのことで、南房総市役所や同市内7カ所の避難所への配備を予定している。ソフトバンクでは移動基地局車、電源車、可搬型発電機をあわせて200台以上展開しているほか、充電サービスも提供する。
またNTTドコモでは英語版サイトやSNSを通じて、台風15号による通信障害に関する情報を発信している。
なお、NTTドコモでは神奈川県小田原市や千葉県市川市など、auでは神奈川県湯河原町など、ソフトバンクでは静岡県三島市、千葉県印西市など、復旧するエリアも徐々に広がっている。