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最大24回分の割賦を免除するソフトバンクの「半額サポート+」、他社ユーザーも利用可能

 ソフトバンクは、端末代金の割引プログラム「半額サポート+」を9月13日から提供する。プログラムの加入は端末購入時に受け付け、390円の月額料金がかかる。

 半額サポート+は48回払いの割賦と組み合わせて提供され、2年後に端末を返却することで最大24回分(半額)の残債が免除される。なお、25カ月目以降の買い替え時に「ソフトバンクが指定する方法で指定機種を購入」することが割引の条件となっている。対象機種は4Gスマートフォン、タブレット、フィーチャーフォン。一方、キッズフォンやプリペイド端末、衛星電話、3G端末など対象外のデバイスもある。

 法改正による10月以降の新制度では、通信契約と組み合わせた端末代金の割引には最大2万円という制限があるが、半額サポート+は他社ユーザーが端末だけを購入する場合にも利用できるため、この規制には抵触しないと説明。他社ユーザー向けの半額サポート+は9月26日から提供される。

  ソフトバンクユーザーは一括払い、24回払い、48回払いのいずれかで端末を購入し、48回払いにすると「半額サポート+」を利用するかどうか選択できる。

 なお、他社ユーザーは、一括か48回払いのどちらかで購入可能だが、半額サポート+が適用されるのは48回払いのみ。準備が整い次第、24回でも購入できるようにするとのことだが、24回払いは「半額サポート+」には含まれておらず、現時点では24回払いで「半額サポート+」が利用できるか、決まっていないとのこと。

 販売される端末は、ソフトバンク回線のSIMロックが施されており、所定のルールに従い、割賦であれば100日経過後に解除できる。プログラム料は、預かり金のような扱い。もし機種変更しないまま48回払いを終えるなど権利を行使しなければ返金されるという。

所有権はユーザー側、下取りによる残債免除

 一見すると、自動車購入における残価設定ローンやリースと同等のように思える仕組みだが、契約が成立した段階で端末の所有権はユーザー側に渡るのが大きな違い。24回支払った後の残債免除は、ソフトバンク側が端末を下取りすることで実現し、下取り時に端末の所有権はソフトバンク側へ移行する。この仕組みはNTTドコモが導入した「スマホおかえしプログラム」における契約形態(代物弁済)と同等と見られる。

 下取りの際には本人確認が行われる。またIMEI(製造番号)が確認できない場合や、電源が入らない、ディスプレイやボディなどが破損している場合は、下取りは利用できない。

【追記 2019/09/09 18:45】

 対象端末、料金の扱い、所有権、下取りについて追記しました。