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ドコモ、「スマホおかえしプログラム」利用時のポイント充当方法を変更

 NTTドコモは、「スマホおかえしプログラム」対象機種の購入時に、dポイントを使用する場合の充当方法を9月5日から変更する。

 スマホおかえしプログラムは、スマートフォンの購入時に36回払いを選択し、後に端末を返却すると最大12回分の残債が免除される仕組み。ハイエンドモデルを中心に、AndroidスマートフォンやiPhoneが対象機種となっている。

 通常、端末の購入時にdポイントを使用すると、端末価格からdポイント分を引いてから分割回数で割った額が月々の支払金となる。

 このため、36回払いで購入した端末を2年後に返却、スマホおかえしプログラムによる残債の免除を受けると仮定すると、使用したポイントの3分の1が残債とともに消滅してしまうことになる。

 9月5日以降は、スマホおかえしプログラムに申し込んだ場合のみポイントの充当方法が変わり、まずポイント充当前の端末代金を分割、1回目の支払額からポイントを引く。ポイント数が多ければポイントの充当が終わるまで、2回目、3回目……と端末代金の支払にポイントが充てられる。

 なお、スマホおかえしプログラムを申し込まない場合は、9月5日以降も従来通りの充当方法となる。

 たとえば、10万8000円(3000円×36回)の機種を購入して1万800ポイント使用した場合、従来の充当方法ではポイント分を引いた9万7200円を分割し、2700円×36回。2年後に返却した場合に免除される残債は、2700円×12回=3万2400円となる。

 新方式では、3000円×36回のうち、3回目まではすべてポイントでまかなわれ、4回目は1800ポイントを引いて1200円、5回目~36回目は3000円の支払いとなる。つまり、同様に2年後に返却した場合、免除される額は3000円×12回=3万6000円。ポイントを序盤で使い切るので、ポイントを使わなかった場合と同じ最大限の残債免除を受けられる。