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「Galaxy Tab S6」、Sペンで手書き入力やリモート操作

 サムスン電子は7日(現地時間)、米国ニューヨークで開催したプライベートイベント「Galaxy Unpacked 2019」で、新たなAndroidタブレット「Galaxy Tab S6」を披露した。Sペンで手書き入力やリモート操作などが可能となっている。

 10.5インチのスーパーAMOLEDディスプレイ(WQXGAサイズ)を装備するほか、AKGとドルビーアトモスの音響技術を組み合わせたクアッドスピーカーとの組み合わせで、より高品質な映像体験をもたらすという。Unity、Unreal Engineといったゲームプラットフォームとのパートナーシップを踏まえ、映像、サウンドなどを高めてゲームを楽しめる。

 メインカメラは標準と広角(ウルトラワイド)のデュアル構成。機械学習を処理するNPU(Neural Processing Unit)で写真をより高品質に仕上げられる。

 ディスプレイ上にはオンスクリーンタイプの指紋認証センサーが搭載される。画面を2回タップすることでGalaxy Tab S6を起動するといった機能もある。

 指紋情報などはサムスンのセキュリティプラットフォーム「Knox」で保護される。

 グローバルでの発売は8月23日だが日本での展開は明らかにされていない。価格はWi-Fiモデルが649ドル(約6万9000円)~、LTEモデルが729ドル(約7万7000円)~。

Sペン

 付属するSペンは、手書きでのテキスト入力やイラスト制作などに活用できるほか、「Airアクション」と名付けられたジェスチャー機能をサポートする。

 SペンとGalaxy Tab S6はBluetooth Low Enegy(BLE)で繋がり、Sペンをリモコンとして、カメラで撮影したり、マルチメディアコンテンツを操作したりできる。

 Sペンは10分の充電で10時間駆動できる。

 プリインストールされるアプリ「Samsung Notes」上では、Sペンを使って手書きでテキストを記すと、自動的にデジタルテキストへ変換し、テキスト形式のほかWord、PDFへ出力できる。「Samsung Notes」は透明度を調整でき、他のアプリを見ながらメモを取る、といった使い方もできる。

PCライクなDeX最新バージョン

 Androidデバイスをパソコンのようなユーザーインターフェイスで操作できるようにするサムスン独自の「DeX」最新バージョンがサポートされる。

 専用ブックカバーキーボードのDeXファンクションキーでDeX機能を起動したり終了したりできる。

主な仕様
ディスプレイ10.5インチWQXGA、スーパーAMOLED
カメラ8MP(フロント)、13MPおよび5MP(リア)
メモリ、ストレージ6GB/128GBまたは8GB/256GB、microSD(最大1TB)
プロセッサー7nm 64ビットオクタコアプロセッサー(最大2.8 GHz + 2.4 GHz + 1.7 GHz)
バッテリー本体:7040mAh
Sペン0.35mAh
大きさ、重さ244.5 x 159.5×5.7mm、420g
その他Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n/ac、MIMO、Wi-Fi Direct、Bluetooth 5.0、GPS、GLONASS、Beidou、Galileo
ボディカラーマウンテングレー、クラウドブルー、ローズブラッシュ