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MVNO契約数は前年比21.2%増、今後はIoT向け需要が拡大――MM総研調査
2019年6月13日 16:00
MM総研は、2019年3月末時点でのMVNO市場に関する調査結果を発表した。MVNO各社の契約回線数のうち、MVNEとしての他事業者への提供を除いた「独自サービス型SIM」の契約数は1312.2万回線。前年の1082.8万回線から、21.2%増加した。
3月末時点の携帯電話契約数は1億7615.7万回線。このうち、MM総研が「独自サービス型SIM」と定義するMVNO回線の割合は、7.4%だった。伸び率は2年連続で鈍化しており、市場環境の変化がMVNOには逆風になっていると分析した。
一方で、4年後の2023年にはMVNOの契約数は現在より1000万回線以上増え、2352万回線に達すると予測。個人向けスマートフォンの用途では成長が鈍化するものの、IoT向けの需要拡大が期待され、2023年3月時点での契約数のうち、3割以上をIoTデバイス用の回線が占めるとした。