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MVNOユーザーの比率は18.9%に、50代と70代は減少で若年層の普及が進む

 NTTドコモの内部組織であるモバイル社会研究所は、全国の15~79歳男女を対象にスマートフォン利用者におけるMVNOユーザーの比率調査を実施した。2020年1月にWeb上で実施され、有効回答数は6925。

スマホ所有者のうちのMVNO比率(出典:モバイル社会研究所)

 同調査では、NTTドコモ、au(KDDI、沖縄セルラー)、ソフトバンク、Y!mobileをMNO、それ以外のUQコミュニケーションズ、LINEモバイル、楽天モバイルなどをMVNOと定義。同調査で、利用者のうち18.9%がMVNOユーザーであることが明らかになった。2019年調査では18.1%となっており、微増となった。

 MVNO比率を年代別に見てみると、30代と40代では22.5%となりトップに、次いで60代が19.9%になった。これらの年代は、全体の平均比率を超えている。

年代別スマホ所有者のうちのMVNO比率(出典:モバイル社会研究所)

 2018年~2019年にかけては、いずれの年代でも比率は増加していたが、2020年の調査で50代と70代では減少した。間となる60代では減少はしていないが、他の年代に比べ伸び率が低くほぼ横ばい状態だ。一方で10代や20代の若年層では比率が伸びてきている。20代では他の年代に比べ、伸び率が大きかった。

 同レポートでは、楽天モバイルのMNOサービス開始により、今後、MVNOを取り巻く環境は大きく変化すると分析している。