飛行機でも5G、米Gogoが2021年から提供へ

　米Gogoは、航空用の5Gネットワークを構築する計画を発表した。2021年の提供開始を予定している。

　5Gを利用した機内でのインターネット接続サービスは、まず米国とカナダで、ビジネスジェットや短距離路線、小型機を用いた基幹路線を対象にサービスを開始するとしている。

　ネットワークの構築は、同社の利用する既存の地上基地局に、新たに5G設備を増設するかたちで整備が進められる。地上に設置されている基地局から発射された電波を、上空で飛行機が受信して接続するATG（air-to-ground）を採用している。

　5G設備は免許不要の2.4GHz帯を使用するモデムやビームフォーミング設備を利用する。将来的には、ライセンス周波数を用いたものや、低周波数帯から高周波数帯のものなど、あらゆるネットワークを利用したサービスの提供を目標としている。

　3Gおよび4Gを用いたネットワークは、5Gネットワークのバックアップとして今後も引き続き使用するという。