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東急大井町線の車両に防犯カメラ、ソフトバンクの4Gデータ通信を利用

 東京急行電鉄(東急)とソフトバンクは、大井町線の車両内において、4Gデータ通信機能を備えた防犯カメラを5月31日から試験的に導入する。

 車両内に設置されるのは、LED蛍光灯一体型の防犯カメラ「IoTube」(アイ・オー・チューブ)で、ソフトバンクの4Gデータ通信機能を備える。同製品はWi-Fiや4Gデータ通信機能により、カメラの映像を外部に送信できる。

 これまでは、カメラからメモリカードなどを取り出し、事務所に持ち込んで映像を確認する必要があったが、遠隔地から映像を確認できるようになることで、車両内トラブル発生時の対応の迅速化を目指すとしている。

 今回の試験導入では、「IoTube」の試作機を用いて、本体の強度、撮影角度、電波状況を確認し、東急線の各車両への本導入に向けた仕様の検討を行う。また将来的には、さまざまなセンサーを搭載してそのデータを活用、不審物の自動検出といった新たなサービスの創出も目指すとしている。