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ソニーが「Xperia 1」を国内初披露、初夏に発売予定
2019年4月16日 17:32
ソニーモバイルコミュニケーションズは、2月に「MWC19 Barcelona」で発表したXperiaシリーズの最新モデル「Xperia 1」を国内の報道関係者向けに初披露した。
同機種は、シリーズ初のトリプルカメラや21:9のウルトラワイドディスプレイを搭載するフラグシップモデルで、国内では2019年初夏に発売を予定している。
本誌では短時間ながら実機に触れる機会を得たので、実機の様子を写真でお届けする。なお、今回披露された端末はグローバル版で、国内向けモデルとは一部異なる可能性があることをご了承いただきたい。
グローバル版のボディカラーは、パープル、ホワイト、グレー、ブラックの4色。かつてのXperia Zシリーズなどの代表的なカラーであったパープルが数年ぶりに復活した。
ディスプレイにはノッチ(切り欠き)やパンチホールは設けず、画面外にインカメラやセンサー類を配置。シネスコサイズ(21:9)のディスプレイを採用し、現行機種と比べて細長い形状になっている。
21:9のメリットとして、映画をフルスクリーンで楽しめることや、画面を分割して2つのアプリを同時に使うマルチウィンドウ機能を使っても広々と表示できることなどがアピールされている。また、「フォートナイト」「アスファルト9」などのゲームが21:9でのフルスクリーン表示に対応する。
指紋センサーは側面に配置され、電源ボタンとは独立している。背面はガラスパネルで覆われ、中央にシリーズ初のトリプルカメラが搭載される。
カメラは超広角・広角・望遠の3つの画角を切り替えて撮影できるほか、スマートフォンでは世界初という「瞳AF」に対応する。光学式+電子式の「ハイブリッド手ブレ補正」や高感度撮影時のノイズ低減により、暗所での撮影性能も高めた。
カメラ性能を活かした機能として、本格的な動画撮影が楽しめる「Cinema Pro」を追加。同機能は、ソニーのシネマカメラ開発チームの協力を得て開発された。スマートフォンのディスプレイで業務用のマスターモニターのような忠実な色再現を目指した「クリエイターモード」など、クリエイター向けのスマートフォンとしての新機能も追加されている。
コンシューマー向けの機能としては従来路線を踏襲し、ソニーのテレビ「BRAVIA」シリーズ譲りの高画質技術などAV性能を訴求。オーディオ関連では、圧縮音源をハイレゾ相当にアップサンプリングする「DSEE HX」に加え、新たに立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応した。