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コンビニでもタッチ決済で利用可能、カードレスの「じぶん銀行スマホデビット」サービス開始
2019年4月3日 12:29
じぶん銀行はジェーシービー(JCB)と提携し、カードを発行しないスマホ完結型のデビット決済サービス「じぶん銀行スマホデビット」を開始した。同サービスは2018年6月に発表、2019年春に開始する予定としていたサービス。4月3日にサービスが開始された。
「じぶん銀行スマホデビット」は、同日にバージョンアップ(V20.0)したじぶん銀行のスマートフォンアプリ(iOS、Android)から申し込むことができ、完了するとバーチャルカードとして「JCBデビット」が即時に発行される。最短30秒で発行できるという。アプリ上では黒い券面デザインも用意した。支払いはじぶん銀行の口座から引き落とされるため、使いすぎを防げるとしている。
「じぶん銀行スマホデビット」を利用できる場所は、インターネットショッピングではJCBの加盟店。世界中のJCB非対面決済加盟店で利用できるとしている。
加えて、Androidスマートフォンの場合は、じぶん銀行のアプリを通じて、決済サービスの「Google Pay」に「QUICPay+」を発行できる。これにより、コンビニやドラッグストアなど「QUICPay+」を利用できる全国の実店舗でも、タッチ決済で「じぶん銀行スマホデビット」を利用できることになる。
サービス開始キャンペーンとして、5月6日までの期間に「じぶん銀行スマホデビット」を利用した全員に、最大2000円の現金がもれなくプレゼントされる。またキャンペーン中の毎月3回の対象期間中に、合計1万円以上を利用すると、抽選で最大5万円の現金がプレゼントされる。
じぶん銀行、キャッシュレスへの取り組み
じぶん銀行 執行役員 受信・決済ユニット長の榊原一弥氏は、じぶん銀行でもデビットカードを提供したいと考えていたことや、その実現にあたって、1枚も(物理)カードを発行しないこと、スマホで簡単に利用できること、即日で使えること、という3点にこだわったことを紹介。「(店舗での)非接触決済、インターネットショッピングも可能な、画期的なデビットサービス」とアピールした。
JCB 執行役員 プロセシング事業統括部門長兼プロセシング事業統括部長の北島繁太氏は、JCBが提供した2つの機能として、バーチャルのデビットカードを即時に発行しインターネットショッピングが可能になること、「QUICPay+」でリアル店舗でも利用できるようになることを紹介。
「キャッシュレス化はすごい勢いで進んでいる。実店舗で支払いに使えるQUICPayは、加盟店の端末が84万台に拡大している。スマホを操作することなく、かざすだけで利用できる。いつもの店で、安全・安心に利用できる」と、北島氏は、対応店舗が拡大していること、利便性の高さをアピールしている。