ドコモと日産、横須賀で5Gを用いたI2V技術の実証実験

　NTTドコモと日産自動車は、5Gを用いた「Invisible-to-Visible」（I2V）技術を走行中の車両で活用する実証実験を開始した。

　I2Vは、車内外のセンサーで収集した情報とクラウド上のデータを統合することで、建物の裏側やカーブの先など、通常はドライバーから見えない位置にあるものを映し出す技術。運転のサポートのほか、車内に3Dアバターを登場させ、遠隔地にいる知人や家族などと同乗しているような場を演出することもできる。

　5Gについては、主に後者の実現に用いられ、有用性が評価される。

　実証実験は横須賀市にある日産のテストコース「グランドライブ」で実施され、NV350キャラバンをベースにした実験車両からドコモの5G通信によってネットワークに接続する。