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「おもいでケータイ再起動」、au KYOTOで開催中

 KDDIは、人気イベントの「おもいでケータイ再起動」を3月8日~10日にかけてau KYOTOで開催している。

au KYOTOで開催された「おもいでケータイ再起動」

 同イベントは、バッテリーが完全放電するなどして起動できなくなった古い携帯電話を再起動させ、中にある写真やメッセージなどのデータを再び見られるようにしようというもの。無事に写真を取り出せると、思い出の写真をプリントアウトしてプレゼントされる。

 初日となる8日には、一時は4つのカウンターが全て埋まるほどの盛況ぶり。地元京都だけでなく、はるばる愛知から同店を訪れる参加者もいた。持ち寄られた端末には、人それぞれの思い出が詰まっており、応対するスタッフもその思いに応えるように古い携帯電話の起動を手伝っていた。

同イベントではおなじみのテスターで完全放電したバッテリーを復活させる
懐かしい端末を起動すると思い出がよみがえる
双子の母には忙しかった育児の思い出も

 現地スタッフの中で最も精力的に応対していたのは、au KYOTO店長の林雅彦氏。同氏は「普段のオペレーションでは要望をいただいても、必要な機材が無く、対応できないサービスで、店舗側としてももどかしさを感じていた」と、ようやく開催できた喜びをかみしめていた。

au KYOTO店長の林雅彦氏

マニュアル化を進め、出張サービスを開催しやすく

 昨年11月にau OSAKAで開催した際には、想定を上回る参加希望者が殺到し、対応しきれなかった。同イベントを運営するKDDI 宣伝部 ブランドプロモーショングループ グループリーダーの西原由哲氏は、「改めてこのイベントへの関心の高さを実感した」と手応えを感じながらも、混乱を避けるためにも、今回は先着順での実施とせざるを得なかったと語る。

 同氏によれば、イベント開催に必要なノウハウを蓄積し、手順をマニュアル化できてきたことから、直営店以外の代理店単位でも希望すれば事前にレクチャーを受けることで、どこでも開催できるようになったという。従来は本社側から多数のスタッフを派遣しなければならなかったが、今回は本社スタッフは西原氏1名で、残りのスタッフは現地からの参加で運営している。

 同社では、3月9日~10日にはネッツトヨタたいせつ 末広店(北海道)、神奈川トヨタ自動車 麻生店(神奈川県)、3月16日~24日にはエディオン豊田本店(愛知県)でも同イベントの出張サービスを行う。西原氏によれば、これもマニュアル化を進めたことで実現できるようになったという。

 今後は完全放電したバッテリーを充電できる業務用テスターの簡易版を新たに製造し、現地スタッフだけで同イベントを開催できるように準備を進めているとのことで、3月末には開催情報を確認できる同イベント専用のWebページの開設も予定している。

併設カフェも人気

 ちなみに、今回の開催場所となったau KYOTOには、au SENDAIに続きカフェスペース「BLUE LEAF CAFE」が併設されている。同店長の伊東紗彩氏によれば、京都限定で抹茶やほうじ茶を使ったメニューが用意されている。人気メニューはフレンチトーストとのことで、取材中も若い女性や外国人観光客で店内が賑わっていた。

京都限定の抹茶ラテとほうじ茶ラテ(各400円)
なかほら牧場ソフトクリーム宇治抹茶とわらび餅のパフェ(780円)
一番人気のフレンチトースト(600円)