ニュース

ARで列車の窓に観光情報表示、ドコモとJR九州が実現に向けた協業へ

 NTTドコモと九州旅客鉄道は、AR技術を利用し、列車の窓に観光情報などを表示するサービスの実現に向けた協業協定を締結した。技術面の共同検討パートナーとして、ゼンリンデータコムが参画している。

サービス提供イメージ

 協定により、同社らは車窓に合わせた観光情報をAR技術でリアルタイムに表示するサービスの創出を目指す。また、スマートフォンと連携も検討されており、降車時から目的地までの観光ガイドを提供するなどのサービスが提供される。

実証実験のイメージ

 サービスの導入検証として、2019年春から、肥薩線人吉駅~吉松駅区間を走行する「いさぶろう・しんぺい」の車内で、列車の走行位置に応じた観光情報をタブレット上で提供する実証実験が行われる。タブレットには、車窓から見える景色、目的地のみどころなどの情報やARコンテンツが表示される。今後の実証実験では、プロジェクターや透過型ディスプレイを活用しての情報表示や、5Gの活用が検討されている。

コンセプトムービー