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KDDI子会社のモンゴルMobicomがデビットカード提供開始

Mobicomが今回発行するデビットカード

 KDDIは、同社の連結子会社で、モンゴルの通信事業者であるMobicom(モビコム)によりデビットカードの発行が始まったと発表した。

 今回発表されたデビットカードは、モンゴルの大手銀行であるXacBankとともに「Candy(キャンディ)」というブランド名のもとに発行される。モンゴル在住のユーザーが利用できるもので、ショッピングの金額のうち1%が「Candy」のロイヤリティプログラムでポイントとして付与される。

 これまでMobicomでは、「Candy」のロイヤリティプログラムをもとにしたプリペイドタイプの電子マネー「Candy Pay」を提供しており、日本ではKDDI自身がまだ手がけていないQRコード決済まで展開している。

 KDDIは1995年、住友商事やモンゴルのニューコムとともにMobicomを設立し、1996年より携帯電話サービスを提供している。Candyは、Mobicomユーザーのプログラムで、モンゴル最大規模を誇るという。今回のデビットカードは日本のユーザーには基本的に関わりがない形だが、フィンテックにも注力するMobicomにとってさらなる飛躍に向けた施策のひとつと位置づけられている。