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Apple「iPhone XS/XS Max」9月21日発売、CPUの強化でカメラやゲームが進化
2018年9月13日 06:36
Appleは、CPUの強化でカメラやゲームの進化を図った「iPhone XS(テン・エス)」、さらに大画面モデルとした「iPhone XS Max(テン・エス・マックス)」を発表した。
「iPhone XS」「iPhone XS Max」の予約は9月14日から、発売は9月21日。
Appleが案内している価格は、「iPhone XS」が11万2800円(税抜、以下同)~、「iPhone XS Max」が12万4800円~。ストレージのバリエーションは64GB、256GB、512GB。
iPhone XS | iPhone XS Max | |
64GB | 11万2800円 | 12万4800円 |
256GB | 12万9800円 | 14万1800円 |
512GB | 15万2800円 | 16万4800円 |
「iPhone XS」「iPhone XS Max」共通の特徴
「iPhone XS」は、2017年11月に発売された「iPhone X」と全く同じサイズ。一方の「iPhone XS Max」はiPhoneシリーズで最も大きい6.5インチの画面サイズになった。
デザインやOLED(有機EL)ディスプレイの採用、FeliCaやQiへの対応、指紋認証センサーを搭載しない点など、多くの特徴をiPhone Xから継承している。ストレージ容量は、iPhone Xにはなかった512GBモデルが追加された。
CPUは新世代のニューラルエンジンを搭載した「A12 Bionic」に変わり、各種の先進的な機能を実現する。カメラは、新たにボケ効果と深度コントロールが使用できるポートレートモードを搭載。HDRはSmartHDRに進化した。よりワイドに広がるステレオスピーカーを搭載し、動画はステレオでの録音も可能。防水性能はiPhone XのIP67からIP68に強化された。
通信性能は「ギガビットクラス」のLTEをサポート。新たにeSIMが搭載され、nanoSIMカードスロットとあわせてDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)をサポートする。eSIMは、年内に提供されるソフトウェア更新で利用できるようになる。
共通の主な仕様
全面をディスプレイが覆うデザインで、ディスプレイ上部の内側にインカメラやセンサーを収納した切り欠き(ノッチ)を設けている。防水・防塵性能は、水深2mで30分間に耐えるIP68。
チップセットは「A12 Bionic」で、新世代のニューラルエンジンを搭載する。OSはiOS 12。
カメラはデュアル12メガピクセルカメラ。広角と望遠のデュアル構成にクアッドLEDフラッシュを搭載する。インカメラ「TrueDepthカメラ」は700万画素。
Face ID、Apple Payをサポートする。
LTEの通信方式とバンドは、FDD‑LTEがバンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66、TD-LTEがバンド34、38、39、40、41、42、46。3G(CDMA EV-DO Rev.AもしくはW-CDMA)とGSM/EDGEもサポートされる。
4×4 MIMOとLAA対応のギガビットクラスLTEをサポート。無線LANは2×2 MIMO対応のIEEE802.11acまでサポートする。Blutooth 5.0、NFC、FeliCaを利用可能。
「iPhone XS」
「iPhone XS」のディスプレイは5.8インチ、2436×1125ドット、458ppi、コントラスト比100万:1のOLED(有機EL)。
駆動時間は、連続通話時間が最大20時間、インターネット利用が最大12時間、ビデオ再生が最大14時間、オーディオ再生が最大60時間。急速充電はAppleの30Wモデル以上のACアダプターを使用した場合、30分で最大50%を充電できる。
大きさは約143.6×70.9×7.7mm、重さは約177g。ボディカラーはゴールド、スペースグレイ、シルバーの3色。
「iPhone XS Max」
「iPhone XS Max」のディスプレイは6.5インチ、2688×1242ドット、458ppi、コントラスト比100万:1のOLED(有機EL)。
駆動時間は、連続通話時間が最大25時間、インターネット利用が最大13時間、ビデオ再生が最大15時間、オーディオ再生が最大65時間。急速充電はAppleの30Wモデル以上のACアダプターを使用した場合、30分で最大50%を充電できる。
大きさは約157.5×77.4×7.7mm、重さは約208g。ボディカラーはゴールド、スペースグレイ、シルバーの3色。