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OPPO発表会の注目情報「年内に少なくとも2機種は出す」

 OPPO Japanは、8月22日に都内で記者向けの発表会を開催し、「R15 Pro」「R15 Neo」を発表した。すでに概要は明らかになっていたが、価格や発売時期が明らかにされた。

 発表会では製品に関するプレゼンテーションが行われたほか、囲み取材、グループインタビューも実施。そこで明らかになったOPPO Japanの日本市場への取り組みや注目情報をまとめた。

OPPO Japan 代表取締役の鄧宇辰(トウ・ウシン)氏(右)と、OPPO Japan 営業本部 商品企画部 部長の李毅(リ・タケシ)氏(左)

 なお端末のニュース記事は「R15 Pro」「R15 Neo」でそれぞれ掲載している。

防水・おサイフケータイ

 「R15 Pro」は、防水・おサイフケータイ(FeliCa)に対応し、日本市場向けに再設計されたモデルであることに注目が集まったが、これは第1弾モデル「R11s」投入後の調査で、(自社製品のユーザーの声として)日本市場では重視されている機能、という結論を導いたからだという。その上で、ソニーやフェリカネットワークス、富士ソフトなどとも協力してFeliCaの搭載を進めたとのことで、その迅速な対応に「誠意を感じ取ってもらえれば。私達が本気で取り組んでいる証」と自信もみせた。

 一方、今後投入されるモデルにも継続して搭載されるかどうかは、製品のグレードに関係なく、ユーザーのニーズや、発売時期といったスケジュールで決まるとしている。

R15 Pro、ちょっと高いのは防水・FeliCa対応のコスト増

 「R15 Pro」が他国・地域の販売価格よりも少し高くなったのは、防水とFeliCa対応のコスト増が原因という。

 一方の「R15 Neo」は、コストパフォーマンスを追求するユーザーが求める価格帯に合わせたとしている。

年内に「少なくとも2機種は出す」

 今回の「R15 Pro」「R15 Neo」は、当初から計画していたラインナップとのことで、第1弾の「R11s」の販売動向を見て決めたものではないとのこと。

 また、年内に「少なくとも2機種以上」を投入することも明らかにしており、ラインナップの拡充に今後も期待がかかる。

 なお「R15 Neo」は日本市場向けの名称で、他の地域の市場ではAシリーズと呼ばれているモデルがベースになっている。

Find Xは? 「ご期待ください」

 飛び出すカメラが話題の「Find X」について日本投入の可能性が聞かれると「ご期待ください」と頼もしい回答。年内投入機種に含まれるかも注目される。

 ちなみに「Find X」は、その機構から密閉構造ではないため、防水への対応は難しいとしていた。

キャリアから出る?

 ファーウェイの「P20 Pro」のように、通信キャリアのモデルとして製品を投入するかどうかは未定だが、そうなれるよう取り組んでいるという。鋭意検討中といったところだろうか。

MVNOからは?

 「R15 Pro」「R15 Neo」は、22日の発表会の時点でMVNOからの販売がアナウンスされていないが、これはMVNO側のさまざまな事情やタイミングなどの問題で、同時には発表できなかったとのこと。実際にはMVNOからも販売が行われる見込みになっている。

アフターサービスの拡充

 すでに電話とWebサイトでは365日体制のアフターサービスを提供しているが、今後は拠点を開設するなどの拡充も検討中。詳細は、年内にあるという、次の製品発表会で明らかにされる見込み。

トウ氏のプレゼンテーション