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OPPO日本参入発表会、若者のニーズに迅速に対応し「期待を超える製品を」
2018年1月31日 19:18
OPPO Japan(オッポ ジャパン)は、Androidスマートフォン「R11s」で日本市場に参入することを正式に発表した。31日には都内で発表会が開催され、日本市場に参入する背景や製品の特徴が解説された。
第1弾モデルとなる、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「R11s」については、別のニュース記事を参照していただきたい。
発表会には、OPPO Japan 代表取締役の鄧宇辰(トウ・ウシン)氏がまず登壇した。鄧氏は、創立100年を超える企業が2万以上もあるという日本の状況を引き合いに出しながら、OPPOは2004年に設立され、モバイルビジネスへの参入は2008年からと、「まだまだ若い企業」と紹介する。
その日本市場は、家電の分野だけでも技術革新や高品質な製品を提供するブランドが多数あるとし、「ほかのブランドから学ぶ絶好の機会」と語る。一方のOPPOは、「技術革新と高品質を提供し、カメラフォンブランドとして楽しんでもらいたい」と自信も語る。世界で30の市場に新規参入し、出荷数でアジアナンバー1、世界市場でも第4位に位置づけられるとし、こうしたグローバル市場での成功が自信につながっているとした。
そうした世界の市場で成功を収めているOPPOは、製品開発、販売、マーケティングのいずれもが迅速であることが特徴とし、「市場の個々の文化や価値観を尊重し、迅速に市場のニーズに対応していきたい」と方針を語る。これは日本市場でも同様で、第1弾モデルはグローバルで成功を収めたモデルだが、今後は日本市場のニーズに柔軟に応えていく姿勢を示している。
鄧氏は日本市場参入に当たり、「期待に応えるだけでなく、それを超える製品を提供していく」「パートナー企業やユーザー、メディアともコミュニケーションを図っていく」「日本のチーム(オフィス)の90%は日本人スタッフで構成し、彼らとともに大きな成功を収めると確信している」と3つの方針を表明、日本市場への本格的な参入になることをアピールした。
まるでビューティコンサルタント
発表会では、OPPO Japan 取締役の河野謙三氏が登壇、「R11s」を詳細に解説した。OPPOのスマートフォンは、基本的に若者をターゲットにしており、ニーズに応える形でカメラ機能を非常に重視してきたのが特徴。日本市場でも「カメラフォン」と大々的に打ち出している。
また、ビューティモードを世界で初めて搭載したのもOPPOであるとし、最新モデルではセンサーやAIなどを駆使、背景ボケを含めて自然に美しく仕上がる様子が、多くの時間を割いて解説された。河野氏は「まるでビューティコンサルタントのよう」と、細部に渡って解析し自然になるよう補正するビューティ効果をアピールした。
こうした写真へのアプローチでは、著名な写真家の協力を仰いだり、複数の写真家やレタッチに携わるプロからなる組織も設立しており、プロの厳しい目線でアルゴリズムを開発しているのも、他社にはない特徴という。こうした取り組みは日本市場でも継続し、広告写真などで活躍する写真家の角田修一氏がステージに登壇した。事前に「R11s」を使用して撮影した写真がステージ上や発表会の会場に展示され、鮮やかな色、自然な肌の色、ボケ、白飛びを抑えた描写などについて「もはや“カメラ”。一眼レフのクオリティにほぼ近い」(角田氏)とコメントし、非常に高いクオリティで撮影できる様子が語られた。