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中部電力、IoTとAIを活用した子ども見守りサービス

 中部電力は、ビーサイズとNTTコミュニケーションズとともに、IoT端末を利用した子ども見守りサービス「どこニャン GPS BoT」の提供を開始した。サービスを利用するに必要なIoT端末の価格が4800円(税抜)、月額サービス利用料が480円(税抜)。別途端末の送料350円(税込)がかかる。その他、契約事務手数料、契約期間、違約金はないとされている。なお、2018年8月31日までの申込分は、IoT端末の価格がキャンペーン価格になり、3980円(税抜)で提供される。

 同サービスは、専用のIoT端末を携帯する子どもの位置情報や1日の行動履歴を保護者にスマートフォンのアプリを通じて伝えるサービス。子どもがよく行く場所をAIが自動的に学習することにより、登下校や帰宅のタイミングをプッシュ通知で知らせる機能も搭載している。

地図上に現在位置や移動履歴を表示
登録地点の出発・到着をプッシュ通知で知らせる
IoT端末

 IoT端末は雨やほこり、衝撃に強く子どもが持ち歩いても安心な設計となっている。端末にはボタンがなく、音が鳴ることはない。位置情報測位の方式はGPS・Wi-Fi・携帯基地局で、通信方式はW-CDMA。リチウムイオンバッテリーが内蔵され、充電式で利用できる。充電の頻度はモードにより異なり、約3分に1回の現在地更新をする「バッテリ優先モード」では、目安として約3日~7日の間に1回の充電となる。1~2分に1回の現在地更新をする「頻度優先モード」では目安として、1日~4日の間に1回の充電となる。充電時間は2~3時間で充電端子はMicro USB。端末の大きさは、50×50×19mmで、重さは46g。

 このサービスは、中部電力がサービスの販売・運営をし、ビーサイズがIoT端末の提供、位置情報サービスの開発、NTTコミュニケーションズがデータ通信回線の提供をすることにより、サービスが提供される。

 今後、中部電力の各サービスである、学校連絡網や不審者情報の配信、宅内の電気使用状況による見守りなどをどこニャンGPS BoTのアプリケーションで利用できるようアプリケーションのバージョンアップを2018年9月に予定している。