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子ども用の見守りサービスにIIJの「SoftSIM」が採用、GPSデバイスの小型化を実現

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、フルMVNOサービスで提供している「SoftSIM」が、ビーサイズの子ども用AIみまもりロボット「GPS BoT」に採用されたことを発表した。

GPS BoTの利用イメージ

 SoftSIMは、通信モジュール内にSIMの機能を内蔵し、物理的なSIMと同じようにモバイルネットワークへの接続を可能とするもの。ビーサイズが提供するGPS BoTは、GPSに対応し、携帯電話回線に自動接続する通信機能を持った小型デバイスで、子ども向けの見守りサービスに利用される。同サービスは、月額480円(税別、以下同)で利用でき、端末(GPS BoT)は4800円。

 ビーサイズでは、新たにセルラー版LPWAであるCat.M1回線に対応した製品を開発するため、デバイスの小型化と省電力化を目指し、通信機能部分にIIJのSoftSIMを内蔵したQuectel Wireless Solutions社の通信モジュールを採用。物理的なSIMを採用しない分、デバイス内部にスペースが生まれ、バッテリーの大容量化とデバイスの小型化が実現できたという。

 また、フルMVNOサービスにより、IIJの回線管理システムと連携させることで、ユーザーがGPS BoTを利用開始するタイミングで回線を開通することが可能になった。これにより、製品在庫期間の回線コストを抑えられる。