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LPWAとBLEで小学生を見守り、ソフトバンクと藤枝市の実証実験

 ソフトバンクと静岡県藤枝市は、LPWAネットワークを活用した「藤枝市小1児童登下校お知らせサービス実証実験」を10月16日より開始する。

 今回の実証実験は、LPWAと呼ばれる低消費電力で広いエリアをカバーする無線通信を活用するもの。藤枝市内の小学1年生にタグ型のトラッカーデバイスを配布し、保護者のスマートフォンから子どもの位置把握を可能とする。

LPWAとBLEで小学生を見守り、ソフトバンクと藤枝市の実証実験 実証実験のイメージ
実証実験のイメージ

 この実証実験にあたり、ソフトバンクは藤枝市内にLPWAネットワークを敷設。児童に配布されるデバイスには、LPWAとBluetooth Low Energy(BLE)の通信モジュール、GPS測位機能が搭載される。

 学校の昇降口にはBLEのゲートウェイを設置し、児童が登下校で通過する際に親への通知を送信する。登下校中はGPSで測位した位置情報を親の端末などのブラウザからチェックできるようにする。

 これまで同様のサービスでは、3Gや4Gなどを利用して送信するものが多かったが、デバイスの電池やトラフィックに対する負荷が大きいという課題があった。LPWAを用いることで、より省電力かつ広域な通信が可能となるとしている。

 実験はまず、藤枝市立青島小学校の1年生を対象として先行的に実施される。対象校は2018年1月より、藤枝市立小学校の全17校へ拡大される予定。