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au TOM'S、第2戦は4位で表彰台に届かず

 5月4日、静岡県の富士スピードウェイにて、SUPER GT第2戦「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE」の決勝レースが開催された。前日の予選日は、午前中、濃霧となり、全セッションが中止となったが、決勝日は快晴に恵まれた。ゴールデンウィークの最中ということもあり、富士スピードウェイには2日間で延べ8万6300人が訪れた。

au TOM'S LC500

 今年も36号車のTOM'S LC500はauがチームスポンサー。レギュラードライバーは中嶋一貴選手と今年移籍してきた関口雄飛選手なのだが、この第2戦は中嶋選手がWEC(世界耐久選手権)開幕戦スパ6時間に参戦するために欠場。昨年レギュラードライバーを務めたジェームス・ロシター選手が代役として参戦することになった。

 通常、SUPER GTの予選はノックアウト方式で2回に分けて行われるが、今回は濃霧の影響で1回のみに短縮された。レギュラードライバーの関口選手がアタックし、4番手ポジションを獲得。決勝レース4番手からスタートすることとなった。

 決勝レースは午後2時40分にスタート。2周目、ロシター選手がストレートエンドで39号車(DENSO KOBELCO SARD LC500)のヘイキ・コバライネン選手とストレートエンドで争い、3番手にポジションアップ。しかし、その翌周には抜き返され、4番手に後退してしまう。

 その後、39号車は23周目にトップに浮上。au TOM'Sは34周目にピットインし、ロシター選手から関口選手にバトンタッチ。39周目、GT500クラスのすべてのマシンがピットインすると、36号車は4番手に返り咲く。2番手の23号車(MOTUL AUTECH GT-R)、3番手の38号車(ZENT CERUMO LC500)に接近し、2番手争いを展開。続く、40周目、関口選手はダンロップコーナーで38号車、石浦選手のわずかな隙を突いてパスして3番手となった。その後、au TOM'Sは5番手にまで後退するも、レース終了直前に4番手まで回復し、チェッカーフラッグを受けた。

 開幕戦ではいいところが全くなかったau TOM'Sであったが、第2戦では力強いレースを展開。チームは4位となり、14ポイントで年間ランキングで8位につけている。5月19~20日、鈴鹿サーキットで開催される第3戦は、中嶋選手が再びチームに合流し、上位を目指す。

ドライバーの関口雄飛選手(右)とジェームス・ロシター選手(左)
伊藤大輔監督(中央)と2代目au Circuit Queenの千倉里菜さん(左)、太田麻美さん(右)
パドックではTOM'Sの舘会長がチームスポンサーにお手製のカレーを振る舞っていた
決勝レースは快晴の下で開催