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「Qua phone QZ」、カラフルボディにタフネス性能

 「Qua phone QZ(キュアフォン キューゼット)」は、京セラ製のAndroid 8.0スマートフォン。約5インチのフルHDディスプレイや、1300万画素カメラと500万画素のインカメラを備える。2月下旬に発売される。価格は、実質負担額が1万6200円(税込)、毎月割適用前の価格が3万2400円となる見込み。

 スマートフォン初心者を意識したauオリジナルブランドのQua phoneシリーズの最新モデル。これまで手頃な価格帯、通話機能の強化や画面表記など、使いやすさへの配慮といった形で着実な改善を取り入れてきた中、今回はデザイン性に着目。チョコミント、カシスピンク、シトラスレモン、インディゴという4つのカラーバリエーションをラインアップした。

 各カラーで本体側面の配色も変えて「どの角度から見てもツートンが映える」外観とし、「毎日持ち歩くステーショナリーのような」楽しさのある色合いとデザインに仕上げたという。文具メーカーのデルフォニックスと協力し、人気のメモ帳「Rollbahn(ロルバーン)」とコラボレーションしたフリップケース(4200円)も用意する。このフリップケースはスタンドとしても利用でき、斜めに立てかけている間はディスプレイが点灯し続けるようになっている。

 主なターゲットユーザーは30~40代の男女。エントリー層に向けた端末シリーズということもあり、従来はやや高い年齢層を想定していたが、今回のQua phone QZではそれよりやや若いユーザーも含めた幅広い層を狙っている。そのため、約5インチ、1920×1080ドット(フルHD)の画面、3GBのメモリ、32GBのストレージを搭載し、パフォーマンス面でも底上げを図った。

 IPX5/IPX8の防水性能、IP5Xの防塵性能、MIL規格の耐衝撃性能を備える。ディスプレイには強化ガラスのDragontrail Xを採用するとともに、そのガラスの上に耐傷性の高いコーティングを施したアクリルスクリーンを重ねる「ハイブリッドシールド」構造とすることで、割れにくい画面を実現した。耐傷性という意味では強化ガラスのみの方が有利ではあるが、ユーザーの声を反映してあえて「割れなさ」を重視したという。

 ソフトウェア面では、手袋をしたまま操作できる「グローブタッチ」、画面や手が濡れていても操作できる「ウェットタッチ」を、Qua phoneシリーズで初めて搭載。端末使用開始後の最初のタッチ操作で感度を検出、調整する仕組みで、モード切り替えなどすることなく、素手、グローブ、濡れた手などでの操作が行なえる。

 端末サイズは約72×145×8.7mm(暫定値)。2600mAhのバッテリーを搭載。アウトカメラは1300万画素、インカメラは500万画素で、アウトカメラはスピーディにピントが合う像面位相差オートフォーカスのほか、明暗差が大きな場所でも美しく撮影できるHDR撮影をサポートする。チップセットは最大1.4GHzのオクタコアCPUを搭載するSnapdragon 430、最大256GBのmicroSDXCに対応する。

 受信最大150Mbpsの4G LTEやWiMAX 2+に対応する一方、複数の電波を束ねて高速な通信を可能にするキャリアアグリゲーションには非対応。IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LANとBluetooth 4.2をサポートする。なお、おサイフケータイやNFC、テレビ(フルセグ/ワンセグ)、赤外線通信は非対応。充電時間や連続通話・待受時間は測定中としている。