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電源ボタンを正面に搭載、スマホ初心者向けの「Qua phone QX」
2017年5月30日 10:03
KDDI、沖縄セルラーは、auオリジナルブランドのAndroidスマートフォン「Qua phone QX」を7月中旬に発売する。
「Qua phone QX」は、auのオリジナルブランドとして展開されているスマートフォンで、2016年2月に「Qua phone」、2016年7月に「Qua phone PX」が発売されてきた。今回ラインナップされる「Qua phone QX」は、フィーチャーフォンから乗り換えるユーザーにも使いやすいよう、特に通話関連の機能が強化されている。製造の担当は京セラ。
大事な電話の着信を逃さないための機能として、同じ番号から10分以内に2回以上の不在着信があると、2回目以降はバイブの振動時間が長くなったり、段階的に着信音を大きくしたりするようになっている。また、不在着信を画面で確認するまでは、バイブとスヌーズ通知で繰り返し通知も行う。通知一覧では一番上に不在着信がアニメーションとともに表示され、見逃しにくくなっている。
着信中の画面は、「電話に出る」「電話に出ない」と表記がわかりやすくなり、SMS応答などの機能もボタンでわかりやすく表示される。通話中も画面も同様に表記がわかりやすくなり、メニューの中ではなく、ボタンですぐに操作できるようにしている。
通話履歴は、同じ相手でも1件ずつ表示し、不在着信の数や時間の間隔などもすぐに分かるようになっている。
通話時の音声を出力するレシーバースピーカーは、フロントパネル上部が振動して発音するタイプの、京セラ独自の「スマートソニックレシーバー」となっている。これにより、レシーバー穴を耳に正確に当てる必要がなくなり、騒音環境下でも音声を聞き取りやすくなっている。
フィーチャーフォンからの乗り換えを意識した仕様として、液晶画面の下に電源ボタンを配置。画面の消灯といった操作も画面下部から行え、手を持ち替える必要がないとしている。側面ボタンは右側面の音量ボタンのみ。このほかにもフィーチャーフォンからの乗り換え向けに、赤外線によるファイル送受信機能を搭載している。
京セラブランドの製品と同様にタフネス性能も持っていて、防水防塵性能に加え、フロントパネルに「Dragontrail X」を採用した耐衝撃性能、温度耐久性能や耐振動性能も持つ。
主な仕様
ディスプレイは約5インチ、1280×720ドット(HD)。メインカメラは約1300万画素、インカメラは約500万画素。
CPUはMSM8937で1.4GHz×4と1.1GHz×4のオクタコア。メモリ(RAM)は2GB、ストレージは16GB。最大256GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。
通信速度は下り最大150Mbps、上り最大25Mbps。au VoLTEに対応する。おサイフケータイに対応(NFCは非対応)。ワンセグ・フルセグはサポートされない。防水はIPX5/8。防塵はIP5X。耐衝撃性能も備える。
OSはAndroid 7.1でGoogleアシスタントにも対応。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac。Bluetooth 4.2、Quick Charge 2.0をサポートする。外部端子はmicroUSB。バッテリー容量は2600mAh。
本体のサイズは約73×146×8.9mmで重さは139g。ボディカラーはホワイト、ピンク、ブラックの3色をラインナップする。