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タブレットと簡単連携、auオリジナルブランドのスマホ「Qua phone」

 KDDI、沖縄セルラーは、auのオリジナルブランド「Qua」(キュア)シリーズのスマートフォン「Qua phone」を2月上旬に発売する。製造は京セラが担当する。発売時の実質価格は2万円台前半になる見込み。

「Qua phone」アイスブルー

 「Qua」シリーズは、買いやすい価格帯や使いやすさをコンセプトとした、auのオリジナルブランド。2015年7月に第1弾として京セラ製で8インチのAndroidタブレット「Qua tab 01」を発売している。今回発表された2016年春のラインナップでは、ファーウェイ製で10インチのタブレット「Qua tab 02」に加えて、スマートフォンの「Qua phone」が加わった。

 「Qua phone」は、薄型・軽量で防水、耐衝撃性能を備え、価格も抑えたスマートフォン。「Qua tab 02」と2台持ちでも使いやすいように、両端末は基本操作を統一し、壁紙のデザインなども共通化している。壁紙はフルーツをイメージした13種類がプリインストールされる。

 「Qua tab 01」にも搭載されていたスマートフォンとの連携機能「au シェアリンク」に対応しており、新たに、Webサイトなどに表示されている電話番号をタブレットから転送して「Qua phone」から電話をかけられる「電話番号転送」機能に対応している。

 背面にはアルミニウム合金が採用され、耐衝撃性能を備えるほか、ディスプレイ表面のガラスは強度の高い「Dragontrail X」が採用されている。IPX5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能に対応。通話はau VoLTEをサポートし、スマートソニックレシーバーで騒がしい場所でも相手の声をクリアに聞くことができる。

 端末のベースになっているのは京セラ製の「URBANO V02」だが、さらなる薄型化を実現するとともに、背面のエッジにはシャープにみせる処理を採用。ターゲットとする年齢層は20~40代と幅広く、ボディカラーもこれにあわせた色が選ばれている。

主な仕様

 ディスプレイは約5インチ、1280×720ドットのHD液晶。チップセットは「MSM8916」で、1.2GHz駆動のクアッドコア。メモリ(RAM)は2GB、ストレージは16GB。メインカメラは1300万画素、インカメラは200万画素。最大200GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 通信速度(理論値)は、au 4G LTEは下り最大150Mbps、WiMAX 2+は下り最大110Mbps。キャリアアグリゲーションと国内の3Gには対応しない。無線LANはIEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)。SIMカードはau Nano IC Card(Ver.4.0)。

 OSはAndroid 5.1。VoLTE、シンクコール、Wi-Fiテザリング、グローバルパスポート(LTE/GSM/UMTS)、おサイフケータイ、NFC、Bluetooth 4.1に対応する。ワンセグ・フルセグ、赤外線通信は非対応。

 バッテリー容量は2200mAh。バッテリーの交換はできない。連続待受時間は約590時間、連続通話時間は約960分。大きさは約72×146×7.9(最厚部8.4)mm、重さは約132g。ボディカラーはアイスブルー、シルバー、ブラック。

アイスブルー
シルバー
ブラック

発表会で展示された実機

au +1 collectionのカバー・ケース

太田 亮三