ニュース

「チケットキャンプ」が2018年5月に終了、親会社ミクシィからは調査結果

 ミクシィ子会社のフンザが運営するチケット売買サイト「チケットキャンプ」が2018年5月31日をもって、そのサービスを終了する。

 サービス終了日まで、新規の会員登録や出品・リクエスト、落札はできない。すでに取引が成立したものは、通常通り取引できる。売上金も振込依頼をすれば受領できる。サービスが終了する2018年5月31日意向は、取引の連絡、売上金の受け取りを含み、全ての機能が利用できなくなる。5月31日以降に開催される公演のチケットの取引が成立していれば、ユーザー側で取引相手と連絡がとれる状態にしておくよう勧めている。

 プロバスケットボールチームのサンロッカーズ渋谷の「チケキャンダンクシート」と、千葉ジェッツふなばしの「XFLAG JAMシート」についてはチケットの販売が継続される。

ミクシィ、77億2900万円の特損

 親会社のミクシィでは「チケットキャンプ」のサービス停止を受け、2017年度第3四半期(2017年10月~12月)の業績として77億2900万円の特別損失を計上する。通年での連結業績への影響は軽微とされている。

 フンザは、12月7日のサービス休止時に、商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査を受けたことを明らかにしていた。捜査を受けて設置された調査委員会からの報告では、「捜査当局による強制捜査をも受けた事実などに鑑みれば、本サービスを今後も存続させるか否かを含めて慎重に検討すべきもの」との指摘が挙がり、チケットキャンプのサービス終了を決定。あわせてフンザ代表取締役社長の笹森良氏と、取締役の酒徳千尋氏は12月27日付けで辞任。ミクシィ代表取締役社長の森田仁基氏は6カ月間、月額報酬を全て返納する。