ナイアンティック、「Ingress Prime」提供へ

　米ナイアンティックは、AR（拡張現実）を使った同社のフラッグシップゲームの新バージョン「Ingress Prime」を発表した。米テックメディアのThe Vergeが報じるところによれば、2018年にローンチするという。

　Ingressは、ナイアンティックが提供する位置情報ゲーム。プレイヤーは2つの陣営に分かれて、現実世界を動き回って陣取り合戦や、スタンプラリーを楽しめる。開始から5年経った同作について、今年3月、スペインで開催された「Mobile World Congress 2017」でナイアンティックCEOのジョン・ハンケ氏が次バージョンを予告していた。

　12月2日には「アノマリー」と呼ばれるIngressの世界大会が台湾、ベルギー、オーストラリアなどで開催。そのうちの会場のひとつ、サンフランシスコの閉会式において、「Ingress Prime」のティザー映像が公開。また同会場では「Ingress Prime」を実機で試せるようになっていたとのことで、その様子を撮影したとおぼしき映像もネット上で有志により公開されている。グラフィックが一新するほか、「Pokémon GO」と同じ開発環境になる。これまで寄せられたユーザーの声を反映する仕様なども盛り込まれると期待されているが、詳細は追って明らかにされる見込み。

　「Ingress Prime」の特設サイトでは、メールアドレスの登録を受け付けており、登録者に今後の最新情報が提供される。