ニュース

いきなり265種類!? Amazonの「Alexa」対応サービスが一挙登場

スマートスピーカーも各社から

 アマゾンジャパンは、AmazonのAI「Alexa」(アレクサ)を日本語に対応させ、11月中旬から提供する。AmazonからはAlexa対応のスマートスピーカー「Echo」シリーズとして3製品の発売が正式に発表されたほか、サードパーティからもAlexa対応の製品やサービスが一斉にアナウンスされている。

サードパーティから提供されるAlexa対応サービス。「Alexa Skills Kit」で実現される

 Alexa対応サービスは、「Echo」をはじめとしたAlexa対応のスマートスピーカーに話しかけて利用できるもので、アマゾンが日本での展開を発表した11月8日の時点で265種類が登場している。Alexaに話しかけて各社のニュースを聞いたり、出前を注文したりといったことが実現される。これらは、開発者向けに提供されているツール「Alexa Skills Kit」(ASK)を用いて開発されており、グローバルでは1万件を超えるスキルが提供されるなど、Alexa/Echoが人気を集める大きな要因になっている。

 サードパーティが提供するAlexa対応サービスの多くは、「アレクサ、◯◯◯を開いて」(◯◯◯はサービス名など)と話しかけて開始する。

 ユニークなところでは、Alexaに話しかけて、ハンズフリーでギターやベースのチューナーとして利用できる「Amazon Alexa対応ギターチューナー」「Amazon Alexa対応ベースチューナー」がリットーミュージックから提供される。ソースネクストからは、「スマート留守電」に保存されたメッセージを聞けるサービスが提供される。

 ピカチュウと会話できる「ピカチュウトーク」や、初音ミクと会話できる「Hey MIKU!」、「すき家のお弁当注文」「スシローのお持ち帰りすし」、タクシーの配車サービスなどもある。

 このほかにも、スマートフォンを探す「TrackR」や、radiko.jp、TOKYO MXのアニメ情報、東急ハンズ、英会話や英語のクイズ、家電用マルチリモコンの操作、ロボット掃除機「ルンバ」の操作、鉄道会社の列車運行情報、レシピ、中古車情報、チケット検索、ホテル検索、乗換案内、フライト情報、ファッション誌、銀行、「祭りの音」や「小川のせせらぎ」などの音、星座別の占いなど、多岐にわたる。

 IT関連のニュースサイトも多くが対応、各社のラジオやテレビのニュース、株情報などもAlexaに対応している。

サードパーティのAlexa対応サービスデモ。タクシー配車、英語クイズ、駅しりとり

Alexa対応スマートスピーカー

 サードパーティからは、Alexa対応のスマートスピーカーの発売もアナウンスされた。

 8日にアマゾンジャパンが開催した発表会では、アンカー・ジャパン、HTC NIPPON、オンキヨー、ハーマンインターナショナルが製品を開発していることが明らかにされたほか、発表会のデモ展示コーナーには、すでに日本市場への投入を表明していたアンカー・ジャパンの製品のほか、オンキヨーとハーマンインターナショナルのスマートスピーカー製品が展示されていた。

harman/kardon
Eufy(Anker)
オンキヨー
サードパーティがハードウェアを開発できるAVS