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愛犬の適切な運動量が分かる“犬のウェアラブル”、タカラトミーが28日発売
2017年10月25日 13:56
タカラトミーは、犬専用ウェアラブルデバイス「いぬのきもち お散歩Time」を10月28日に発売する。価格は1万2000円(税抜)。
「いぬのきもち お散歩Time」は、犬の健康管理をサポートするアプリ連動デバイス。犬種や体型に応じて、最適な散歩の時間の目安を表示したり、実際の運動量を記録したりできる。
散歩中は犬の歩き方を4段階で識別。どのくらい散歩したら目標運動量を達成できるかが表示される。運動量の記録はカレンダー形式で保存され、振り返りに活用できる。
愛犬の運動量に応じて遊べる要素も用意。アプリ内で愛犬のアバターを作り、遊んだ時間に応じて衣装を着せ替えできる。また、運動量に応じてゲーム内で冒険するストーリーモードも用意する。
首輪に付けるデバイスはサイズが約40×38×15mm。重さは約14gで、小型犬~大型犬まで着用可能。防滴仕様となっている。
アプリはiOS、Androidをサポート。スマートフォンとはBluetoothで連携する。内蔵の充電地は、4時間の充電で約1週間の連続使用が可能。充電はmicroUSBケーブルで行う。
当初はスマホ時代の「バウリンガル」として企画
タカラトミーの前身、タカラが2002年に発売した犬語翻訳機「バウリンガル」は30万台のヒットを記録し、話題の製品となった。
25日、タカラトミーは横浜市の犬向け複合施設「WANCOTT」で発売記念イベントを実施。「いぬのきもち お散歩Time」の企画を統括した大沢孝氏が登壇し、製品を紹介した。大沢氏によると、この製品の企画当初は「スマートフォン時代の技術を活用した“新しいバウリンガル”」の開発を目指していたという。
ところが、大沢氏らが市場を調査したところ、愛犬家には、おもちゃのような商品よりも、犬との生活を充実させるデバイスを求めていると分かった。そこで、犬との健康管理にフォーカスした製品へと大きく方向転換。“犬のウェアラブルデバイス”という現在の形になった。
現代は犬の長寿命化が進むにつれて、犬も人と同じように、生活習慣病が増加傾向にある。一方で、飼い主には「愛犬の適切な散歩時間が分からない」という課題があった。
「いぬのきもち お散歩Time」の開発にあたり、タカラトミーは1万頭以上の犬のデータを収集。犬種、年齢、体型に応じて最適な活動量を表示する機能を取り入れている。