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ベンツ新型Sクラスの通信サービス、ソフトバンクが回線と管理プラットフォームを提供

 ソフトバンクは、メルセデス・ベンツ日本が2017年に発売する新モデルのカー・テレマティクスサービス向けに、データ通信回線とM2M管理プラットフォームを提供する。

 メルセデス・ベンツの新モデルに搭載されるテレマティクスサービス「Mercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)」は、車両に搭載された通信機能がインターネットに接続され、利便性や安全性の向上が図られる。オーナーが持つスマートフォンを経由する機能やサービスもあるが、ソフトバンクは車両に搭載されるデータ通信回線とM2M管理プラットフォームを提供する。

「Mercedes me connect」

 「Mercedes me connect」には、「安心安全」「快適」「おもてなし」の3つのジャンルの機能・サービスが搭載される。エアバッグが展開するなどの事故検知時には、車内のSOSボタンを押すと、コールセンターが消防に連絡する24時間緊急通報サービスに対応。故障通報サービスも用意される。

 ほかにも快適サービスとして、スマートフォンで、車両のドアのロック・アンロックの操作をしたり、走行距離や燃費などのステータスを確認したりできる機能に対応。また、駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示したり、スマートフォンからナビの目的地を遠隔設定したりできる。「リモートパーキングアシスト」機能では、車外から、車両の車庫入れ・車庫出しをスマートフォンで操作できる。

 おもてなしサービスでは、車内から専用ボタンを押すだけで専門のオペレーターが24時間対応する、コンシェルジュサービスを用意。車載の通信回線によりナビゲーションの目的地を設定できるほか、レストランやホテルの検索・予約などにも対応する。

 「Mercedes me connect」を搭載するモデルは、第1弾として新型Sクラスが発表されている。新型Sクラスの価格は1128万円~3323万円(税込)。

メルセデス・ベンツ S560 long