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auから5.2インチの「Xperia XZs」、960fpsスーパースロー撮影をサポート

 KDDIと沖縄セルラーは、ソニーモバイル製のAndroidスマートフォン「Xperia XZs」を5月26日を発売する。価格は8万4240円。MNPの場合、毎月割は6万8040円で実質負担額は1万6200円。一方、新規・機種変更での毎月割は4万6440円、実質負担額は3万7800円。

 「Xperia XZs」は、2017年2月にスペイン・バルセロナで発表された、Xperiaシリーズ最新モデル。昨冬の「Xperia XZ」と同じ画面サイズ、チップセット、ストレージながら、メモリ容量がアップし、最新のカメラを搭載する。国内ではソフトバンクに続く発表で、ロゴマークはグローバル版と同じで、背面中央に「XPERIA」、背面下部に「au」のロゴが配される。

機種名Xperia XZXperia XZs
ディスプレイ5.2インチ/フルHD5.2インチ/フルHD
カメラアウト:2300万画素
イン:1300万画素
レーザーAF、RGB IR
アウト:1900万画素
イン:1300万画素
レーザーAF、RGB IR、Motion EYEカメラシステム、スーパースローモーション960fps/先読み撮影
チップセットMSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2)MSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2)
ストレージ/メモリ32GB/3GB32GB/4GB
大きさ/重さ146×72×8.1mm/161g146×72×8.1mm/161g
その他機能バッテリー:2900mAh
STAMINAモード
USB Type-C/Quick Charge 3.0
バッテリー:2900mAh
スマートSTAMINA通知
USB Type-C 2.0/Quick Charge 3.0

スーパースローモーション

 Xperia XZsの特徴のひとつは、960fpsで撮影できるスーパースローモーション。0.2秒間の出来事が約6秒にまで引き延ばされて、これまでプロフェッショナルな機材で撮影していたような映像を記録できる。

 スーパースローモーションを実現するのは「Motion EYEシステム」と呼ばれる仕組み。Xperia XZで採用されたレーザーオートフォーカス(レーザーAF)センサーと、RGBC-IRセンサーの搭載に加えて、1/2.3型センサーは新たに「メモリー積層型」を採用。撮影データを一時的に貯めこむ役割を果たし、これまでの仕組みよりもデータの読み出しが5倍、高速化された。960fpsというスーパースローモーション撮影は、メモリーで一時的に保存されることで、実現している。その解像度はHDサイズで、ファイル形式はMP4になる。

 このほか、メモリー積層型センサーのメリットを活かす撮影機能として、被写体の動きを検知すると自動的に最大4枚の写真を撮影する「先読み撮影」も用意される。シャッターが押されたタイミングをもとに、一時保存されたデータから、ベストショットになりそうな写真4枚を抽出してくれる。

 また電車やスイングするゴルフクラブなど、高速で動く被写体もゆがみなく撮影できるようになった。撮影時、動きの全てを一瞬で撮影すると言えども、信号の読み込みよりも高速で動く被写体の場合、時差でひずみが生じてしまう。ところがメモリー積層では従来よりも5倍速くスキャンが終わり、そのスピード以下であれば、高速な動きもゆがみなく切り取れる。

バッテリー関連の新機能

 「Xperia XZ」でも搭載された「いたわり充電」は、Xperia XZsでさらに改良が加えられた。

 従来のいたわり充電は、ユーザーの生活パターンを学習し、起床するであろう時間にちょうど充電が100%になるよう、夜中は無理に充電しないというもの。これに加えて、アラーム時刻に対応するようになった。たとえば普段よりも1時間早く起きる場合、学習を無視して、アラームの時刻に充電が100%になるよう調節する。

 新機能の「スマートSTAMINA通知」は、普段の使用習慣をもとに電池の減り方を予測。もし普段の習慣と異なり、いつも以上にバッテリーが減っていけば、次に充電されるであろう時間まで電池が足りないと判断して、「電池は〇時頃になくなる見込みです」と通知してくれるようになる。

主な仕様

 大きさは146×72×8.1mm、重さは161g。チップセットはMSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2)、ストレージは32GB、メモリは4GB。USB端子はType-Cで、Quick Charge 3.0をサポートする。