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シャープ「AQUOS R」発表、旗艦モデルのブランドを統一

100万台が目標、「渾身のフラッグシップモデル」

 シャープは、映像美のリアリティなど4つの「R」をテーマに掲げた、Androidスマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R」を発表した。2017年の夏に通信事業者から発売されるモデルで、キャリアに先駆けて概要が発表された。また、これまでZetaやSerie、Xxなどキャリアごとに別れていた名称は、フラッグシップモデルについては「AQUOS R」で統一される。

 なお、シャープからは、販売するキャリアは公表されていない。メーカーによる開発発表という段階で、詳細なスペックについても公開されておらず、基本的な仕様や、特徴的な機能についてのみ案内されている。

 4月18日に開催された発表会のプレゼンテーションは、別のニュース記事を参照していただきたい。

AQUOS R

 「AQUOS R」は、臨場感のある映像美のReality、滑らかで素早いレスポンスのResponse、人工知能がサポートするRobotics、長く使える信頼性のReliabilityの、4つの「R」をテーマに掲げている。

 ディスプレイは5.3インチで120Hz駆動のハイスピードIGZO液晶が搭載され、レスポンス、応答速度も高速化した。解像度は2560×1440ドット。防水・防塵だけでなく、タッチパネルは濡れていても快適に使えるという。

 HDRコンテンツに対応し、既存の動画もHDRに近い映像にする「バーチャルHDR」を搭載する。

 メインカメラは2260万画素で、35mm判換算で22mm相当の広角レンズを搭載する。インカメラは1630万画素で23mmの広角カメラ。

 スマートフォンが話しかけてくる人工知能の機能「エモパー」は行動・習慣を学習し、今後のToDoを提案するようになる。回転するロボット充電台「ロボクル」にセットすれば、ユーザーがいるほうを向いて喋りかける。ロボクルはGoogleの音声検索などの利用にも対応する。

回転する充電台「ロボクル」

 チップセットはSnapdragon 835。メモリ(RAM)は4GB、ストレージは64GB。ストレージにはeMMCより高速な「UFS」(Universal Flash Storage)が採用される。高いパフォーマンスをより長い時間保てるよう、新開発の温度管理システムを搭載する。

 長く使えることという観点から、OSは「発売後2年間は最新のAndroid OSにバージョンアップを約束する」としている。

画面下部の指紋センサーはホームボタンとしても利用できる

「AQUOS R」の特徴など