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除雪車の位置把握に「LoRaWAN」、KDDIらが実験

 KDDI、KDDI まとめてオフィス中部、大日コンサルタント、GISupply(ジーアイサプライ)は、IoT向け通信規格「LoRaWAN」を除雪車の位置情報把握に活用する。商用化に向けた実証実験を、岐阜県建設研究センターの協力のもと岐阜県下呂地域において実施する。期間は2月上旬~3月。

 「LoRaWAN」は、LTEより低消費電力で、広いエリアをカバーするIoT向けの通信規格。今回の実証実験では、除雪車にLoRaWANモジュール付きGPSトラッカーを搭載。トラッカーから定期的に送信される位置情報を、LoRaゲートウェイからLTE経由でクラウドに送信する。

 管理者はGISupplyのWebアプリケーションから、除雪車の位置を把握できる。積雪状況に応じて適切な除雪指示を行うことで、利用効率や除雪効果の向上を目指す。

 実証実験では、低気温環境下における電力消費量や電源耐久性、LoRaゲートウェイの適切な配置数や位置、通信品質確保が可能な範囲の検証も行われる。