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レノボ、ペンタブやキーボードになるクリエイトパッド搭載「YOGA BOOK」

LTE・Android版もラインナップする2in1タブレット

 レノボ・ジャパンは、10.1インチのディスプレイを搭載し、キーボードやペンタブレットの機能を備えたクリエイトパッドを搭載する2in1タブレットとして、Android搭載の「YOGA BOOK」と、「YOGA BOOK with Windows」を発売する。予約開始は9月27日、出荷は10月中旬から。

 同社直販サイトでの価格は、Android版の「YOGA BOOK」Wi-Fi版が3万9800円(税抜、以下同)、同LTE版が4万4800円。「YOGA BOOK with Windows」はWi-Fi版が5万2800円、同LTE版が5万9800円。

 「YOGA BOOK」は、超薄型のボディに、さまざまな入力モードを備えたクリエイトパッド部を搭載するのが特徴。キーボードのモードである「Halo(ハロ)キーボード」は、フルフラットなクリエイトパッド部の表面にライトアップでキートップが表示されるもので、触覚フィードバックでキー入力のフィードバックを行う。個々のキー検知エリアは個人のクセを使うたびに学習しリアルタイムに調整されるほか、ホームポジションのズレに合わせて各キーの位置を調整する機能も備わっている。日本で販売されるモデルのキートップは日本語配列の85キーで、キーピッチは18.1mm。

 クリエイトパッド部ほかに、同梱される電池不要のスタイラスペン「REAL PEN」を使用して、キーボードのキートップ表示を消灯してデジタル・ペンタブレットのエリアとして入力できるモードや、「REAL PEN」のペン先をリアルなインクのペンに変更し、同梱の紙のメモパッドをセットして、書いた内容をリアルタイムにデジタル化できるモードも備えている。スタイラスペンはワコムの技術が採用され、2048段階の筆圧感知と100度の角度での入力に対応している。

 Android版では「BOOK UI」として、画面下部にタスクバーのようなショートカットを配置でき、アプリも3つまで同時に表示できるマルチタスクモードを備える。

YOGA BOOKの実機

主な仕様

 Android版はAndroid 6.0を搭載する。LTE対応モデルは、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsをサポートする。対応バンドは、FDD-LTEがバンド1/3/5/8/9/18/19。W-CDMAがバンド1/3/5/6/8/9/19。SIMカードのサイズはnanoSIMカード。

 Android版のボディカラーのラインナップはシャンパンゴールドとガンメタルグレー、カーボンブラックの3色展開。

 Windows版はWindows 10 Home 64bitを搭載。LTE対応モデルは、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsをサポートする。対応バンドは、FDD-LTEがバンド1/3/5/8/9/18/19、TD-LTEがバンド38。W-CDMAがバンド1/3/5/6/8/9/19。SIMカードのサイズはnanoSIMカード。

 Windows版のボディカラーはカーボンブラックのみ。

共通仕様

 各モデル共通の仕様として、ディスプレイは10.1インチ、1920×1200ドット。CPUはインテル Atom x5-Z8550(1.44GHz、バースト周波数2.4GHz)。メモリ(RAM)は4GBで、ストレージは64GB。microSDカードスロットを備える。カメラは800万画素で、インカメラは200万画素。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac。Bluetooth4.0やGPSや加速度センサーなどを搭載する。外部端子はmicroUSB、Micro HDMI。

 バッテリー容量は8500mAh。大きさは閉じた状態で約256.6×170.8×9.6mm。ディスプレイ部のみの薄さが約4.05mm、クリエイトパッド部のみの薄さは約5.55mm。重さは約690g。